「気づき」とは気付けていなかったということに気づくということ

      2017/08/05

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

a0027_001862_m.jpg

私は理学療法とヨガをライフワークにしていますが、いずれも「気づき」が大切になってきます。でも一言で「気づき」と言ってもいろいろありますよね。

私は「自分ができないことは(気付けていないことは)患者さんに伝えられない」と考えています。ここでは私の考える「気づき」というものを明確にして整理しておきたいと思います。

理学療法士としての「気づき」とは

日々の診療業務において、患者さんに気づきを与えることは常につきまとう課題です。単純に量をこなすトレーニングや、一方的な押し付け、患者さんが受け身になるだけのエクササイズでは患者さんはあまり良くなりません。

ただ、患者さんに気づきを与えるには、担当している理学療法士そのものが気付けていなければ難しいと思います。

たとえば、上腕二頭筋に筋肉の収縮を起こしたい場合、患者さんには上腕二頭筋の収縮感覚を感じてもらうという「気づき」が必要です。

しかし、人間は特別なトレーニングを積んでいない場合には個別の筋肉の収縮を感じ取れないことが多いです。

そしてそれはターゲットとなる筋肉や関連する箇所を損傷している患者さんでも、それを指導する理学療法士でも同じです。

筋肉がそこにあることが感じられ、その収縮を感じ取れるからこそ、意のままに身体が動かせる土台が整うのです。

ヨガの練習生としての「気づき」とは

私はヨガを始めておよそ10年になりますが、それまではただストレッチをしてもなかなか身体が柔らかくなりませんでした。

「呼吸をとめないで」とか「痛いほど行うのは逆効果だよ」というのは知識としてわかっていましたが、それでもストレッチの翌日に筋肉痛が出るだけでした。

それが、ヨガをはじめて自分を内観することができるようになるにつれて、無意識に呼吸をとめたままストレッチしたり、痛みを痛みと思わないように我慢していただけだということに気づきました。

決して呼吸をとめることなく、ややマイルドなアサナ(ヨガのポーズ)をとるように心がけることで、少しずつではありますが柔軟性がアップしているのを実感しています。

ちなみに、この効果を実感できるということも「気づき」ですね。

IMG_9004

大切なのは気付けていなかった自分に気づくこと

これらの事例から、私の中で大きな収穫だったのは「気付けていなかったということに気づいたこと」でした。

「気づき」という言葉をただ表面上でしか理解していないと、この大切な気づきに気付けなかったかもしれません。

「気付けていないことに気づく」ことで、日常のふとした瞬間に自分の身体や思考について内観して吟味するということができるようになり、さらなる気づきが得られやすくなりました。

  • あれ?なんでこんなに怒ってるんだ?
  • あっ!さっき呼吸をとめてたな。
  • 知らない間に背中が曲がった姿勢になってるな。
  • この時間はそれほど眠くないんだな

などなど、自分へ意識を向けることが増えてきます。そしてそれがまた、周囲に対する気づきへと波及していきます。

これは素敵なスキルです。習得して損することはほとんどありません。なぜなら気づいてから先がもっと大切だからです。

どんなアクションを起こすのか、どのように修正していくのか。

「気づき」は勝手な思い込みや自己判断をなくし、自分や周囲を成長させるための大切な情報をもたらします。

あなたは本当に自分のことを誰よりも知っていると言えますか?

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

 - ヨガ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  •    
  • follow us in feedly
Loading Facebook Comments ...

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「自分に余裕がないと他人には優しくできない」という事実を意識すれば行動は変わりませんか?

自分の心にゆとりがないと他人には優しくできないというのは、おそらく多くの人が知っ …

毎日ほんの数分で明日が変わる!一日一ヨガのススメ

わたしはヨガをライフワークにしています。 ですがどうしても多忙な時期とか体調不良 …

「知っていること」と「わかっていること」は同じようで全然違いますよ

私がヨガと出会ってもう10年以上になりますが、ここ数年でヨガについてより深く知り …

私がヨガをやっていて良かったこと、変わったこと5つ

私はライフワークとしてヨガを行っています。10年前に職場の福利厚生の一環でヨガを …

「チャクラ」とは「喜びのエネルギーセンター」である【ルパリ&タニア ヨガワークショップ@PonoYoga 体験メモ】

私は基本的には何事も論理的・科学的に捉える傾向があります。かといって、非論理的・ …

「ワナカムヨガスクール継続学習@愛媛」に参加してきたよ

昨年に引き続き今年も参加してきましたよ、2014.6.21~22に開催されたマス …

物事を成すのに肩書きや資格は必ずしも必要ではない

先日、ヨガを教える機会をいただきました。 将来の夢の一つである「ヨガ講師」てきな …

理学療法士の私がヨガを学んでいて戸惑ったこと

ヨガを基礎の基礎から学びはじめて約3ヶ月ほど経過しています。 私は普段は理学療法 …

ヨガを続けることで見えてきた「ストレッチ」の新しい解釈とは

私はヨガを始める前からライフワークとしてストレッチを継続していました。 特に股関 …

頭で考えて行動できないよりも、行動してみてあとで考えるくらいがちょうどいい

私も含めて、 考えすぎて行動できない という人がよくいます。行動できない理由は考 …