身長の高い男性がヨガをやる上でオススメしたいロングサイズで高性能のヨガマットのメリットとデメリットとは

身長の高い男性がヨガをやる上でオススメしたいロングサイズで高性能のヨガマットのメリットとデメリットとは
ヨガマット

私は男性で、身長が181.7cmあります。だいたいのヨガマットが180cm前後の長さであり、シャバーサナ(屍のポーズ)などやってると身体がマットから少しはみ出してしまいます。

そのことを師匠に話してみると、特別にこちらの「ハガーマガー・タパスパフォーマンスマット(Hugger Mugger Tapas Performance mat)」をお借りすることができました。

他の一般的なヨガマットと比べて長いのも良いところですが、その圧倒的な性能の差に驚きました。こんなにも違うのですね。

「ハガーマガー・タパスパフォーマンスマット(Hugger Mugger Tapas Performance mat)」

空前のヨガブームの中、ヨギー(ヨガの練習生)の年齢や性別、人種などが多様化していることを受けて、マットもロングサイズのものが選べるものも多くなってきました。

それでも、残念ながら180cmオーバーのヨガマットっていうのはデザインや色があまり選べませんけどね。

また、いろんなヨガマットのメーカーが、いわゆる「Pro仕様」のマットをリリースしています。滑りにくさ、耐久性、クッション性能、価格、全てにおいて普通のヨガマットのラインナップから比べると格上のものです。

そんな中、世界中のヨガの上級者やカリスマインストラクターたちが愛用しているマットとして名前が挙がるほどの人気なのが、この「ハガーマガー・タパスパフォーマンスマット(Hugger Mugger Tapas Performance mat)」です。

このマットはいわゆる「Pro仕様」のハイグレードなヨガマットで、クッション性能、滑りにくさ、耐久性、価格が格上なのに加えて、通常のヨガマットと比較してもやや長いマットになっております。

私が横たわっても身体ははみ出さず、逆にちょうど良い余裕があるくらいです。

ちなみにヨガマットの長さは、他の参加者のものとあまりに違いすぎるとスタジオに綺麗に並べることができず、迷惑をかけてしまうことがありますから、長ければ長いほど良いというものでもありません。

実際に「Pro仕様」のマットを初めて使ってみたところ、ものすごく良かったものですから、その特筆すべき点(メリットとデメリット)をご紹介したいと思います。

クッション性能が程よく、身体が痛まない快適さがある

マットを選ぶ際にまず悩むのが、マットの厚さです。

厚いものはクッション性が高く、身体が痛まないのが利点ですが、柔らかすぎてバランス系のポーズの時に足元がフラフラしやすくなります。

逆に薄いものだと、足裏の感覚が床の上に近くなるのでふらつきにくいのですが、四つばいとか膝立ち、仰向けのポーズでは骨が出っ張っているところは特に痛いですね。

あとは携帯性。家とスタジオの往復で持ち運ぶなら薄い方が軽いしコンパクトに持ち運べます。丸めることも折りたたむこともできると思いますから、これは厚いものと薄いものをそれぞれ買い求め、適材適所で選ぶくらいに考えていた方がいいかもしれません。

ヨガマット

このハガーマガーのマットはそこそこの厚さがありますが、フニャフニャしてないのでバランス系のポーズをとっても派手にふらつくことはありません。

特に男性のヨギーだとある程度は体重もあるでしょうから、程よく身体がマットに沈み込み、滑りにくさを高めることに貢献してくれるでしょう。

滑りにくい素材は、汗をかいても安全にポーズができる

どんなに滑りにくいと評判のマットであっても、普通に考えたら汗でビショビショになったら滑るだろうって思うでしょ?

ヨガマット

でもこのマットはそれでも滑らないんですよ。これは体験してみないと信じ難いことかもしれませんけどね。

ヨガマット

私がいまメインで使用しているマットも、そこそこの高性能のものですが、やはり汗で濡れすぎたら多少は滑ってしまいます。

汗で滑りやすい状況だと、滑らないようにポーズをとるということに神経を使いますから、力の入れ方が正しい方向に向かなかったり、集中力の乱れを引き起こします。

安全に快適にヨガができて、上達の近道になるマットを選ぶのは、初心者の頃から練習していくうえでとても大事なことです。

なにより怪我の予防にもなりますしね。

耐久性が高く一生ものの相棒になるマットと出会える

いわゆる「Pro仕様」のマットの中には、永久保証付きのものもあるくらい、耐久性が高いものが多いです。

穴があいたヨガマット

私の現在の普段使いのマットは決して悪いものではありませんが、それでもあちらこちらに穴が開きかけていたりひび割れている箇所があります。

あと、一番最初にスポーツ用品店で手に入れた安物のヨガマットは、ほんの1年余りの期間の使用でしたが、ひび割れてるしツルツル滑るし、色あせてしまうし、あっという間に寿命がきてしまってもう使っていません。

幼稚園の子どもがマット体操の練習で、引っ張り出して使ってみたところ、1回目で派手に滑って怖さで泣いていたほどでした。

本当に良いマットは、適切に手入れをしていれば永久的に、とまではいかなくてもとても長く使えるものです。

ヨガに長く取り組みたいと思うのであれば、せめて自宅練習用のマットは一生ものの相棒になるようなマットがいいのではないでしょうか。

真っ黒なマットはゴミや汚れが目立つ

さて、ここまでは良い点ばかりをご紹介してきましたが、「ハガーマガー・タパスパフォーマンスマット(Hugger Mugger Tapas Performance mat)」をはじめとしたいわゆる「Pro仕様」のマットが良いところばかりで非の打ち所がないものなら、これだけヨガマットの種類がある中でも、世界中のヨガ愛好者はこぞって同じものを買い求めるでしょう。

当然デメリットもあります。まずは黒いマットは汚れが目立つというものです。

ヨガマット

白いゴミが付着しているのは裏面です。

実際には表面にはそれほどゴミは付着しておりませんでした。ただ、高いグリップ力に定評があるマットの中には「粘着性」にも似た感覚があり、汚れを吸着してしまうものもあるようです。

こまめな手入れが必要になってきますので、神経質な初心者ヨギーにはやや不向きなのかもしれません。

ヨガマット

わかりにくいですが、写真の上半分のあたりに白い汚れが付着しています。これは私の足が踏ん張っていたところですね。

毎日お風呂に入っていますが、それでもこれくらいは汚れてしまいます。これが気になる人には不向きかもしれません。

ちなみに、このマットは「Pro仕様」のマットの中でもゴミや汚れが付着しにくいもののようですね。私の師匠が言ってました。

価格が高いのでなかなか手が出せないこともある

ヨガマットと一言で言ってもピンからキリまで色々あります。

安いものはそれなりの性能であり、私が最初に購入したものは2千円くらいのものでしたが、最終的には破れるし滑るし、さんざんなものでした。

初心者だからまずは安物を買って、レベルが上がってきたらマットも買い換える とかじゃなくて、なんならいきなり高性能なヨガマットからスタートした方がいいだろうというのが私の意見です。

ただ、「Pro仕様」のヨガマットの価格は非常に高価になります。ヨガをスタートしたばかりの人にとっては、いきなりは手を出しにくいであろう価格帯です。

わたしの場合は、最初のやつは2千円のマット、いま使用しているものは5千円くらいだったかな?

ヨガを生涯学んでいこうと決意した私でさえ、この「Pro仕様」のマットに手を出せないでいます。

ヨガをこの先も長く学んでいこうと決意して揺らぐことがないのであれば、買って損することはないはずですけどね。

重すぎて持ち運びに苦労するかも

基本的に「Pro仕様」のマットは、どのメーカーのものでも重いです。徐々に持ち運びにも配慮したタイプのPro仕様も出てきているようですけど、それこそ種類が選べないほどしかラインナップされておりません。

なので自宅で定位置に置いておいて、自宅練習用の聖域として使うのが一般的なようですが、男性ヨギーならスタジオ通いのお供として持参する人もいるようです。

しかし、私がいま使っている一般的なタイプのヨガマットと比較すると、2〜3倍以上は重いんじゃないかと思えるレベルです。簡単に持ち運べるものではないでしょうね。

もしスタジオ通いでの使用を考えているのであれば、持ち運びについても考えておくのが良さそうです。

選べるほどの色や柄がほとんどない

今では、「Pro仕様」のヨガマットでもいくつか色が選べるようになっているメーカーもあります。

ただ、普通のヨガマットはカラーはもちろんのこと、模様とか柄とかイラストとか、いろいろ個性的なんですよね。選ぶのも楽しいものです。

逆にいえば、機能性に特化した「Pro仕様」のマットはオシャレな柄とか模様はないです。

カワイイものを選べないというのは女子的にはがっかりポイントかもしれませんが、男性だとオシャレだとかカワイイとかよりも、明らかなオーバースペックに好感を抱くのではないでしょうか(笑)。

宇宙に行くわけじゃないけど宇宙でも動く腕時計とか、水中で文字を書くことはないけど水中でも文字が書けるボールペンとか。

もし男子でもオシャレな高機能ヨガマットが欲しいという場合は、ちょっと選ぶのが大変かも。

新品だと最初は特有の匂いがキツいかも

これはどのマットにも言えるかもしれませんが、この手の製品は新品の時の匂いがキツいんですよね。

なんとも言えない不愉快な匂いがしますが、「Pro仕様」のマットは格段に匂いがキツいものが多い印象です。

何回か拭いたり洗ったりしたら改善される場合が多く、各メーカーが注意書きとしてアナウンスしているものもあります。

ただこれはメーカーや商品によります。あるメーカーは「お風呂場で洗ってください」と書いていても、別のメーカーでは「水を吸い込むとなかなか乾かなくてカビの原因になるから、ずぶ濡れにしないでください」的なことが書いてあったりするみたいです。

対処すれば改善するものだと思うのですが、最初は大変な思いをするかもしれませんね。

男性ヨギーならクリアできそうなデメリットを克服して一生もののヨガマットに出会いたい

ヨガマット

私は、これらのデメリットがあったとしても欲しいと感じました。

せっかく使い込んで愛着が湧いてきたヨガマットに寿命がきて、処分することになるのは悲しいことです。私がまさに今、その状態なのです。

今まで使っていたヨガマット

マットが変わればポーズの時の感触とか手応えが微妙に変わってしまうだろうし。

もちろんいろんなマットを試していく楽しみもあるのですが、わたしは一つのものにこだわって使っていきたいタイプなので、一生物のヨガマットには憧れます。

今のところ候補に上がっているのが、今回試した「ハガーマガー・タパスパフォーマンスマット(Hugger Mugger Tapas Performance mat)」

現在は同一のマットは販売していないようですね。かわりにカラーバリエーションがあるこちらの「ハガーマガー・タパスオリジナルマット(Hugger Mugger Tapas Original mat)」がありました。

厚さが3mmと少し薄めですが、長さが203cmありますので身長が高い人でも安心できますね。

参考:Yoga Mats, Bolsters, Props, Meditation | Hugger Mugger

もう一つが「マンドゥカ・ブラックマットPro エクストラロング(manduka BlackMat PRO-Long)」です。

こちらも特徴は同じようなものですが、長さは216cm、厚さは6mm、重さがなんと約4.2kgとなかなかの存在感です。

参考:Manduka JAPAN マンドゥカ[公式] オンラインストア - MANDUKA ブラックマットPRO Long Black Black Mat PRO-LongMT《K》 – Manduka JAPAN マンドゥカ[公式] オンラインストア - ヨガマット ヨガグッズ ヨガウェア

私の師匠のオススメの2本です。どちらもグリップ力や耐久性に定評があり、師匠の使用感としては汚れやゴミが付着しにくい印象があるようです。

師匠は女性ですので、こういうポイントを重視してるんだなーと、私にはなかった視点でアドバイスをいただきました。

男性ヨギーは特に女性と比較すると、体格や筋力、性格や趣味の傾向も違ってくることもあると思いますので、ヨガマットを選ぶ基準も変わってきても不思議ではないと思います。

そして面白いことに、そのブランドのフラッグシップモデルを選んでも、すべてにおいて完璧なマットというのは存在せず、少なからずデメリットも存在するのだということ。

上に挙げたポイントをデメリットと感じるかどうか。それすらも選ぶ人の個性によるのかもしれませんけどね。

いずれにしても、ぜひ他にもいろいろなヨガマットを探しつつ、最高の一生物のヨガマットと出会えるといいですね。

Posted by Atsushi(@Atsushi_k0

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