
ヨガの教典である「ヨガ・スートラ」というものに、ヨガの定義が書かれているのですが、これがすんなりと理解できませんでした。
理由はその日本語訳です。無理に日本語に訳すから分かりにくくなるんですよね。
「ヨガとは心の動きを止めることである」って、、、と思いましたが、要するに stop じゃなくて calm だということなんですよね。
穏やかな自分自身でいられるようになることがヨガの目標
人間の心というのは常に動いています。ざわついています。
動きが止まるということは、川の流れが止まるということと同じで、「死」を意味します。
つまり我々は生きている以上、こころが動いているのですね。
これを完全にストップしてしまうのではなく、calm (日本語では 凪 という字がふさわしいでしょうか)の状態にすることが目的です。
この数日を振り返ってみただけでも、心がざわつく出来事がたくさんありました。
もちろん、少々のストレスは成長するための糧になりますから必要であり、完全に排除することはできません。そんなことする必要もありません。
ただ、必要以上のストレスは人間のあらゆる営みを阻害するのです。なので調整する必要があるんですね。
本来の穏やかな自分を取り戻すためのヨガ
誰もが、本来は穏やかな状態にあるはずなのです。
でも多忙を極める現代人は、そのことを忘れて日々のストレスに慣れてしまっているのです。
ちょっと立ち止まって本来の自分を取り戻す時間を与えてあげることで、それはいつもの日常生活にフィードバックしていきます。
その方法の一つとしてヨガは非常に適した方法であると思います。
「諸行無常」であると知り、自覚する
簡単に言いますと、 「常に変わる」ということは変わらないこと だということです。
もっと噛み砕いて言うと、 「世の中は常に変化するものだ」という事実はこの先もずっと変わらないよ ということですね。
人の心は揺れ動きやすく、選択肢も無限にある 自由意志 の中を生きています。
適切な行い(ダルマ)を進んで行きたくても、ふとした瞬間に外れてしまいます。
常に自分を客観的に捉えて、外れそうになったらあるべきポジションに自分を引き戻す。その一助としてヨガが存在します。
自分を振り返ってみて、確かに自分の心がざわついていると感じたら、まるで凪のように穏やかな状態に引き戻してみませんか。
私は今、そうやって今を生きています。
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)
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