
今の時代は安全のため、子ども1人に1つはチャイルドシートが義務付けられています。
子どもが2人に増えても、普通乗用車や小型車、軽自動車でも家族でお出かけはできますが、やはり やろうと思えば可能である というだけで 快適に旅行できる というものではありません。
しかもおじいちゃんやおばあちゃんを連れ出して旅行に行き、みんなで楽しい思い出をつくったり、孫の喜ぶ顔を見せてあげようとすると、やはりミニバンの購入に踏み切る必要がでてきます。
乗れる定員も増やし、子どもの荷物を全部載せることを考えると(オムツやミルク、ベビーカーなど、子連れの旅行は絶対に大荷物になりますので)、妻も「次の子どもが生まれる時にはミニバンを買いたい」といつも言っていました。
そこで今回は各メーカーの主要なミニバンを比較検討した結果、トヨタ ヴォクシー(TOYOTA VOXY)ZS 煌Ⅱを選びました。
決め手は、妻の提示してきた条件にぴったり合ったこととデザインが好みだったこと、そして・・・
運転席から後部座席に、車を降りることなく簡単にアクセスできる という点でした。これが他のミニバン車だとできないので、もはや一択という状態でした。
結局ミニバンってどれを選ぶのがいいんだろうと悩んでいる子育てパパさんやママさんに、1人のヴォクシーユーザーとしての率直な感想をご紹介することで、購入時の参考にしていただきたいと思います。
トヨタ ヴォクシー(TOYOTA VOXY)ZS 煌Ⅱを購入した理由と選考基準は?
同じクラスのミニバンは各メーカーからいくつか車種が選べますので、特にメーカーにこだわりがなければ、かなり選択に迷うことになると思います。
我が家がミニバンを選んだ時の選考基準をまとめておきますと
- トヨタ車であること
- スライドドアであること
- 7人以上乗れること
- 家も建てるのであまりに高級志向なものは避けること
- 運転しやすいこと
- 友人たちの車とカブらないこと
といった具合です。ちょっと無理な条件もありますが、その結果がこのトヨタ ヴォクシー(TOYOTA VOXY)ということになりました。
トヨタ車であることへの信頼感
今回はトヨタ車の中で選ぶというこだわりが妻にありました。
我々が考えた選考基準を全て満たす車となると、結果的にメーカーは関係なくヴォクシーになってしまう状態でしたが、妻のこだわりを優先することで選択は容易となりました。
ちなみに私は免許証を取得してから、バイクも自動車も全てホンダ車でした。それでも、最後に示した 室内を自由に動ける という基準に合うのがトヨタのヴォクシーだったので、別に後悔はありません。
小さい子どもがいる場合スライドドアはもはや必須
子どもが大きくなると、親の静止をきかずに勝手に車を降りようとして、隣の車にドアをガンガンぶつけてしまうというのは、いつの時代も同じなんじゃないかと思います。
外出先ですごく狭い駐車場しか空いてない時、子どもを抱きかかえたまま乗り降りするのに四苦八苦することも多いでしょう。
子育て世代にとっては特に、スライドドアというのはものすごいメリットなのです。
ドアをぶつけてしまった相手の人が、心優しい人で「子どものしたことだからいいんだよ」なんて話で笑って許してくれるなんてことは滅多にありません。
もし許してくれたとしても、旅先で楽しい思い出をつくろうという雰囲気が一気に冷めてしまいます。
そうならないためにも、スライドドアというのは子育て世代にとっては非常に大切な要素なのです。
あと、雨降りのときにリモコンでドアを開けておけば、後部座席めがけて子どもを抱きかかえたままダッシュして飛び乗るということも可能となります。
ぎゃくにこれはスライドドアじゃなければできないことですね。
8人乗りも考えたけど、7人乗りの方がメリットが大きい
私が購入したのは7人乗りのタイプです。
前列は運転席と助手席の2名、中列も2名で座席の間に 人が通れるくらいの通路を確保 することができます。
最後列は3名ですが、この最後列に座った人が降りたいと思った時、中列の人が特に座席を降りたり動かなくてもいいところが素晴らしいポイントです。
これが、前列2名、中列3名、最後列3名の8人乗りだと、最後列の人が降りたい時にはどうやっても中列の座席を倒す必要があるので、一度中列の人も降りないといけません。
この中列に子どもが乗っていて、しかも疲れて寝ていたりすると、トイレ休憩の時に最後列の人は降りれないということになってしまいますよね。
無理に起こすと子どもがかわいそうですし、特に8人乗りであることにこだわりがないのであれば、7人乗りが良いと思います。
経済的な面から、あまり見栄を貼らない車種選びを心がけた
今回はディーラーの人の勧めで トヨタ ヴォクシー(TOYOTA VOXY)ZS 煌Ⅱを選びました。
このグレードに特にこだわりはなく、別に標準のグレードでもよかったのですが、色々と高級感を演出するようなパーツが付いている割にはそれほど価格が変わらないし、あとで付けたくなった時に追加でパーツ交換すると高くつくというのが選んだ理由です。
自宅を建設中で、多額の出費が重なるということで贅沢するつもりはなかったのですが、変にケチケチするよりも、長く乗るために愛着がわくことも、大切に乗るための重要な要素だろうということで、妻と意見が一致しました。
結果として、ほどよく高級感を演出してくれることで所有感を満たしてくれ、こまめに手入れすることとなりましたので良い選択だったと思います。
妻があまり運転が得意じゃないので運転しやすいサイズがよかった
最終的に候補に残ったのは同じトヨタの ヴェルファイア でした。
逆にヴェルファイアを断念した理由としては、
- 経済的に贅沢ができなかった(予算オーバー)
- 小型自動車(軽自動車 → トヨタ パッソ)からステップアップするため、試乗した結果としてもあまり大柄なのは運転しにくかった
- 運転席から後部座席に車内を歩いて移動できない
というのが主な理由です。
あと、強いていうなら走りの軽快さという点ですね。
ヴェルファイアは大柄な車体に対してエンジンのパワーが追いついていない印象で、乗り心地のいい観光バスに乗っているような印象でした。
高級車がまったりゆったりと走るという点で言えば合格点ですが、1人の時にキビキビとしたドライブを楽しみたいと思った時にどうしてもヴォクシーの方が勝るのです。
人気車種なので知人や友人と同車種になるのは仕方ないかも
これは、仕方ありません。
ディーラーのスタッフさんも、ニコニコしながら「ヴォクシーはめちゃくちゃ売れてますからねぇ」と話していました。
その担当スタッフさんも今回私たちが選んだ 白のヴォクシー に乗っているほどで、お店の駐車場には常にヴォクシーが数台は駐車しているほどでした。
色やグレードで差別化することはできますが、それでも職場の駐車場では同じ車種、色、グレードのヴォクシーが何台かあります。
そういうものなんでしょうね。
運転席から車を降りずに車内を自由に歩き回れるのがなによりの決め手
はい、これが一番の決め手です。
たとえば、後部座席で赤ちゃんがオムツを替えて欲しいと泣いているとします。
あるいは子どもがお菓子をばらまいたとか。
後部座席に用事ができたとき、普通ならいったん車から降りて、後部座席のドアを開けて乗り込むというめんどくさいことになりますよね。
もしこの時に雨が土砂降りだったり、風がめちゃくちゃ強かったり寒かったり、あまり人目に触れたくなかったり。
そういうときにこのスペースが大活躍するのです。
他の車種だと、この運転席と助手席の間にはコンソールボックスがあって、塞がれていることがほとんどです。
ヴォクシーでも、他のグレードではコンソールボックスが標準で装着されているので、スムースに後部座席に移動できないのだそうです(ディーラースタッフさん談)。
妻は購入時にこのポイントにかなりこだわっていましたが、結果的にすごく重要ポイントだと気づきました。
これを考慮に入れると、確かにヴォクシーしか考えられませんね。
ハイブリッド車とガソリン車、どちらがいいの?
これは、ディーラーの人とも何度か話しましたが、結局ガソリン車にしました。
ガソリン車でもアイドリングストップ機能などありますので、乗り方によっては燃費を伸ばすことが可能です。
また、私の生活範囲のことや通勤で使用することがメインで、年に何度か高速道路に乗って旅行に行く程度であれば、あまりハイブリット車の恩恵を受けられない可能性があるというのがその理由です。
これは、あまり自分で判断するよりもディーラーの担当の人に細かく質問するのがよさそうです。
我が子に楽しい思い出を提供したいなら、親が満たされていないといけないと思う
「いやー、初めてのミニバンだからサイズ的にはけっこう大きいなぁ」
「ぶつけないように乗れるかな?」
「この先進機能を使いこなせるんかな」
「最近の最新の車って、色んなスイッチがありすぎて持て余しちゃいそう」
「(妻の)念願のスライドドアと、広々空間がめちゃいい感じ」
「雨が降っていても、子供を抱きかかえたままで車に駆け込めるというのが嬉しいねぇ」
なーんて、ニヤニヤしながら妻と話しているわけですよ。完全に満足しきっています。
はい、購入!
悩んでいるときはあれこれ考えますが、買うと決まると勢いで買えちゃうもんですねー。今回はローンを利用せずに購入しました。
大きな自動車を現金一括購入して、なんだかすごく贅沢なことをした気分になりますね。
でも大人もこれくらいウキウキしていないと、子どもとウキウキしながら旅行することができないですよ。
狭い小型車で荷物が乗り切らず、おじいちゃんとおばあちゃんをお留守番させてイライラしながら旅行することを想像すると、完全に楽しくないのは目に見えています。
まずは大人が子どものようにウキウキして、それが子どもに伝わるのが理想です。嬉しい気持ちを共有できるって、旅の楽しさを何倍にもしてくれますものね。
結論:子育て世代のパパさん・ママさんにはトヨタのヴォクシーが非常にオススメ
どんなミニバンにも長所や短所があって、選ぶ人にも求めるポイントがそれぞれにあって、うまくマッチングする車を選べれば幸せですよね。
今回は、上記のような理由で トヨタ ヴォクシー(TOYOTA VOXY)ZS 煌Ⅱを選び、結果的に大満足しています。
メッキパーツを随所にあしらった、ちょっと高級感のある仕様となっておりますので、ヴェルファイアとまではいかないにしても高級感は十分にあります。
色は白にしました。黒は人気色ですが友人とカブるし、私と妻はどちらかというと白のほうが好みなので大満足です。
結果的に妻も私も大満足の1台に出会えました。
ただ、この車を購入したのは子供のためとか、両親である我々が楽をしたいということだけではなくて、お互いの両親を乗せて一緒に旅行したりできるのが本当はいちばん嬉しいんです。
やっぱり、家族にしても友人にしても、みんなで一緒に旅をして思い出をたくさん作れるのが嬉しいですよね。
デザインも好みで走りも余裕の快適さがあって、家族や友人と思い出がたくさんつくれて子供も親も快適。
運転席から後部座席までの一体感が、旅をより楽しいものにしてくれるんです。わざと後部座席のモニター付けてないですけど、DVDとか動画サイトとか子どもに観せなくても、会話が途切れないんですよ。
安い買い物ではありませんでしたが、これから訪れるさらに楽しい未来を想像すれば、全く後悔はありませんね。
参考:トヨタ ヴォクシー | 価格・グレード | 特別仕様車 HYBRID ZS“煌(きらめき)Ⅱ”/ZS“煌(きらめき)Ⅱ” | トヨタ自動車WEBサイト
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)