

私の地元には全国に誇る動物園があります。それが今回遊びに来た 愛媛県立とべ動物園 です。
国内初の人工哺育で育ったホッキョクグマのしろくまピースで有名ですが、実は他にも度々いろんな赤ちゃんが誕生しており、そのたびに話題になっております。
近いところではチンパンジー、アフリカゾウ、ライオン、レッサーパンダが産まれています。
私は今までに北海道の旭山動物園など、図らずも国内の有名な動物園やサファリパークに遊びに行く機会がありました。
公平に見て、それらにも負けずとも劣らない とべ動物園 の魅力を語りたいと思います。そうです、私は今からとべ動物園を全力で褒め、語り尽くします!
とべ動物園の入り口までの道のりで感心することがいっぱいあるよ

動物園の入り口の近くにある駐車場(といってもけっこう歩きますが)は、平日はけっこう空いているのですが、休日ともなるとあっという間に満車になります。
少し離れた場所まで進むと、広い「東駐車場」もありますが、歩いて行くとなるとけっこう疲れます。道のりも長いし勾配もきついので、動物を観る前に疲れてしまいます。
ですが、とべ動物園ではかなりのペースで園内バスが走っていますので、駐車場から入り口近くまですんなり運んでくれます。
低床バスなのでベビーカーの出し入れもスムースにできますので、小さい子ども連れでも安心です。
バスのデザインも猫バスならぬ ライオンバス です。写真がないのが残念ですが、子どもは大興奮です。これはわざわざ遠い駐車場を選んだ人へのご褒美って感じですね。
しかもこのバスは、愛媛県が普及を進めているバイオディーゼル燃料(使用済みてんぷら油など)が利用されています。まさに燃料も地産地消という、エコなバスなんです。
念のためこのバスを採用した当時の記事を貼っておきます。ライオンバスの写真も掲載されています。けっこう大人もワクワクするんですよねー。
参考:燃料も地産地消 とべ動物園のバスに天ぷら油 | 愛媛新聞ONLINE
そしてバスを降りてからも入り口までの近道が用意されています。
実際に歩いてみた感じでは、どれほどの時間短縮になるのか微妙な近道ですが、木陰になっている箇所が多く、夏場はあまり暑い思いをしなくても済むでしょう。

少し歩くと、入り口の近くの駐車場と合流します。
この とべ動物園 は総合運動公園の一部分として存在しています。私が高校生の時は、テニスの試合を終えてからとべ動物園に遊びに来るなんてことをよくしていました。
さらに えひめこどもの城 なるものがありまして、こどもが好きそうなアトラクションや遊具があり、こちらも楽しめます。
余談ですが、駐車場は共有化されており、両方利用された場合はどちらかの駐車料金が免除されます。
また、とべ動物園もこどもの城も、夜のイベント(普通は日中しか開いていない)があるシーズンもあります。
参考:えひめこどもの城
話を戻します。ここからも少し歩きますが、子供が飽きない工夫があります。

路面が緑になっており、点のようなものがありますね。これは動物の足型です。

これはペンギンですね。この足跡をたどっていくと、、、

足跡の説明があります。子ども心には、こんなのが路面に散りばめられていたら遊ばずにはいられません。
足跡をたどりながらピョンピョンと跳ねて追いかけちゃいますね。これなら遠くても楽しいからへっちゃらです。

ゾウの足跡。おそらく埋め込まれている足跡の間隔も実際の動物の足跡と同じに設定してあるんだと思います。どちらかというと大人の方が感心してしまいますよね。

さらにこの足跡をたどっていくことで、帰りの道のりを歩く人 と同じ歩道を歩いていながらも動線が重なりにくいという工夫がみられます。すごく考えられていますねぇ。

入り口がみえてきました。階段もありますが、ベビーカーや車椅子でも通れるスロープももちろん整備されています。
すれ違いもできるほど広いスロープですから安心です。

んで、冒頭の写真にある入り口のゲートを抜けて園内に突入です。
車で駐車場に着いてからここまでの道のりがちょっと長いのが、この動物園の欠点らしい欠点のような気がしますが、それすらも楽しませるという心意気が、子ども連れの親としては嬉しいですね。
ではここからは動物たちをみていきましょう。
とべ動物園の園内は見応え満点の動物たちで溢れていたよ

とべ動物園はセクションごとに観られる動物をカテゴリー分けしています。
それぞれに アメリカストリート とか アフリカストリート というふうにネーミングでどんな動物がみられるのか想像できるようになっています。
とべ動物園「初心者」の人は設定されている順路どおりに進むとほぼ全ての動物が網羅できますし、何度も訪れている人は目当ての動物を見にいくにしても、順路どおりに歩きながらも飛ばしながら進むのがいいでしょう。
また、ゾウ舎の手前(ちょうど中間地点)にはレジャーシートを広げてお弁当を食べられるスペースがありますし、レストランもあります。我が家はお弁当派です。

わが娘の食いつきポイントはこのペンギンです。一見するとスイスイ泳いでいるだけにも見えますが、、、
なんと水中の様子を下からも観察できます。ペンギンが泳ぐ姿を真下からみられるのが珍しいですね。
しかも急な雨が降り出しても濡れませんから、あまり気にすることなく楽しめるのがいいですね。
ただ、大人にとってこのスペースはかなり小さいので、頭をぶつけないように注意が必要です。あくまで子ども目線での工夫ですので。
小さな子どもでもしっかり観られる工夫がいっぱいのとべ動物園すごい

そのほかにも、小さい子どもがちゃんと動物をみられるように踏み台も用意されていますし、、、

手洗い場も子ども目線で作られています。見た目には、、、水は飲まない方がいいでしょうね。

子ども目線でお猿さんをみてみます。うん、しっかり観れますね。

ちょうどジャガーの ルモくん のお別れ会がありましたが、終わった時に訪れましたので見ることはできませんでした。
残念ですが、もし参加できるのであればただ観て楽しいだけでなく、こういったイベントも子どもたちにとっては良い思い出になるかも知れません。

ライオンですが、小さいですね。子どもはまだちゃんとみえないかもしれませんが、この日は元気に動き回っていたので、娘も「わんわん」とか言って楽しんでいましたw

ちゃんとみえたかな?

とべ動物園は広大な敷地面積がありますが、じっくり動物たちを観察しながら子どもの足に合わせて寄り道しながら歩いても、だいたい2時間半くらいでまわれるようです。
途中でお弁当を食べたりして休憩してだいた3時間〜3時間半くらいでしょうか。4時間もみておけば疲れることなく満喫できます。
半日でも時間が取れれば、十分満喫して帰れる内容ですので、まさに豪華なお散歩コースといった印象ですね。

先ほど出てきた「ゾウ舎」の前にはこういった屋根付きのステージがあります。
この日はちょうどレッサーパンダの命名式があるということで賑わっていましたが、通常はあまり使われていないことが多いので、ここで雨宿りをしたり、椅子に座ってお弁当を食べることが多いです。
レジャーシートなどを忘れた場合には重宝しますし、かなり広いので子どもたちも遊び放題なんですが、階段での転倒・転落には要注意ですね。
ちなみに園内には飲食店もありますが、気候のいい晴れた日なんかだと持参したお弁当をみんなで囲んでワイワイ気兼ねなく楽しむのが我が家のスタイルです。
他の皆さんも、ステージのあるエリア(象がいたり汽車の遊具があるあたり)の芝生のスペースなんかに、レジャーシートを広げて自由にワイワイ持ち込んだお弁当を楽しんでいますからね。
飲食店だと、小さなこどもが騒ぎ出した時など他のお客さんの迷惑にならないかと親も気がきではなく、食事を楽しむことは難しいでしょうしね。

定番のゾウです。ここでも娘の「わんわん」が炸裂しておりました。
子どもって小さいうちは動物の見分けがつかないから、なんでも「わんわん」って言うんですよねーw

オラウータンは休憩中で、ピクリとも動きません。

カンガルーものんびり。

先述しましたが、とべ動物園の目玉イベントとして 夜の動物園 を開催しています。
夏の部と秋の部があるようで、昼間ではみられない夜行性の動物の生態や、普段みている動物が夜はどんなふうに生活しているのかをみられるので、大人がみても楽しめるイベントです。
私も夏の部に参加したことがありますが、普段は決して見ることのない光景に年甲斐もなく興奮したのを覚えています。

クマですが、すごいリアルなポーズです。これ、中に人でも入っているのかと思うほど、何といいますか、、、おっさんっぽいwww

こんな案内もそこらへんの木にくっついていました。「ショコラまん」とか「やきいもまん」とか、、、気になる。

カピバラさん。私は個人的にはこの子が大好きです。

そして、とべ動物園 の名前を一気に全国区に押し上げた、代名詞的存在のしろくまピースですが、もうすっかりおじいちゃんになったうえに「てんかん」を患っているので、一時期ほどの勢いはありません。
しかし、それでも陸上最大の肉食獣であるホッキョクグマですから、ちょっと水浴びするだけでも大迫力です。
この日も安定した人だかりができていました。
あまり娘を置いて写真ばかり撮っていると怒られそうなので、以前遊びに来た時の写真も合わせてご覧ください。
参考:とべ動物園で娘と保育所の初遠足に行ってきたよ | 歳月庵
ほどよいサイズの園内に見応え満載の動物たちがゆったりと生活している

写真は逆さまですが、マンホールにも一工夫ありますね。さすがは動物園w
さて、ここまで観てみて感じたのは、超メジャー級の動物園のような 1日回った結果すごく疲れた という感じがないということです。
どうしてもこういった動物園って、せっかく楽しみに来たのに最後は疲れて親も子もクタクタになっちゃったり、最悪の場合はそこからイライラになって、楽しい思い出が台無しっていうこともあると思います。
でも、とべ動物園はちょうど良いサイズの園内に見ごたえ満点の動物たちが、ゆったりと生活していることで、こちらもゆったりと観察することができますし、1周してもそれほど疲れません。
子どもに対しても、さりげない気遣いがみられますし、親も助かる工夫も随所にみられる、まさにジャストサイズの動物園だという印象です。
あとは、このとべ動物園の特徴だと思ったのが、意外と日陰になる場所が多いということ。
こういった配慮はおそらく動物たちへのものだと思うのですが、結果的には園内を移動する際の体力消耗が抑えられて快適に過ごせることにつながっているなーと思いました。
まさに大人も子どもも快適に楽しめるとべ動物園は、私のおすすめお散歩スポットです。
おまけ:とべ動物園についてスマホアプリであらかじめ予習していくのもいいかも
実は、とべ動物園はスマートフォンのアプリを用意しています。
iPhoneはこちらからどうぞ:
Android版はこちらから:i動物園 とべ動物園|GooglePlay

園内の動物やマップはもちろん、写真を合成加工できたり、音声で動物の説明をしてくれる機能も搭載しています。

これを見ておけば、実際に動物を見に行った時に大人は理解が深まるし、子どもに動物について教えてあげることもできます。
無料のアプリですので、ぜひ活用してみてくださいね。
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)