
「生まれてこのかた、太ったことがありません!」なんて言ったら、かなり叩かれるんでしょうかねぇ。
でも本当です。今までに太ったことがありません。常に痩せているのです。体重計に乗れば「やせすぎ」というところに針が向かうわけですよ。
このコンプレックスに立ち向かうべく、または娘の運動会でカッコよく怪我なく動ける身体にすべく、そしてぬるま湯のような便利な現代社会で自分をダメにしてしまわないように、筋力トレーニングを始めました。今日はその中で気づいたことなどをお話しします。
私と同じように痩せ型の体型の人で、筋トレをして身体を大きくしたいと願う人の参考になれば幸いです。
筋力トレーニングを開始した時期のスペックはこちら
運動を習慣化する前のスペックです。
参考:健康な身体を保つために筋トレ生活を再開したので現在の私のスペックを晒してみる | 歳月庵
ふむ、あまりにも痩せていますね。
痩せ体型の人はあまりハードにトレーニングしちゃうと逆に痩せてしまうと言われています。
運動に必要なエネルギーがすぐに枯渇してしまうので、筋肉を分解してエネルギーに換えてしまうというのがその理由です。
それらを踏まえると、ある程度トレーニングで効果を挙げるためには「太る」方向に考えを巡らせる必要がありそうですが、私はかなり痩せの大食いです。体型の割によく食べると周囲から言われていますので。
ではなぜ痩せているのか、考えられる理由を並べてみると、
- 摂取カロリーが不足している
- 基礎代謝や消費カロリーが多すぎる
- 食べたものを胃や腸で吸収する能力が低い
- インスリン分泌量が少ない体質である
などが思い浮かびます。これらを総合的に解決するために導き出した答えはやはり 摂取するエネルギー量を増やす ということになります。
摂取エネルギー量を増やす
基礎代謝や消費カロリーが多すぎるなら、それを上回るだけのカロリーを摂取しないといけませんし、消化・吸収能力が低いのであれば、頻回な食事摂取や補食・間食(おやつなど)をうまく利用してあげるべきでしょう。
日本人はもともとインスリン分泌量が少ない傾向にあるのですが、血糖値がもっと上がるように食事量を増やせば、それだけ血糖値を下げようとインスリンの分泌が促進されるでしょう。
やっぱり食べまくるか、高カロリー食を選ぶのがよさそうです。あまり極端なことをやりすぎると肝臓や腎臓、膵臓が疲弊してしまいますし、取り返しがつかないほど痛めてしまってもダメなので徐々に実践します。
今のところ行っていた対策は、プロテインを使うこと。しかもウエイトアップのための糖質が多く含まれているタイプです。
しかし高級食材ですよね、プロテインって。
あんまり長期間にわたって使い続けるには財布が痛いです。その割にあまり身体が大きくなった印象はありませんでした。
疲労は翌日に持ち越しにくい印象はありましたが、それは最近のプロテイン全般に言えますからねぇ。
そんな時、福岡出張がありまして、図らずも同僚たちと「暴飲暴食の旅」を決行する羽目になりました。
武勇伝はこちら。
参考:福岡出張は暴飲暴食の旅、うまいラーメンを求めて食べ歩いたぞ | 歳月庵
これの影響で3kgくらい体重は増加しました。しかし今までの経験では、数日間かけてトイレに通えば元どおりになっていたのですが、今回はそれもありませんでした。
考えられる理由は、カロリーの備蓄がたくさんできたということ。
自分で思っているほど「大食い」ではないのか?
ある牛丼店では一食で特盛りを3杯とか食べてました。うどん屋さんに行けば3玉は食べますし、焼肉6人前、寿司は21皿を5分程度で食べた経験があります。
これらの経験から、周囲の人たちから「お前は痩せの大食いだ」と言われていました。
この経験があるから、私は常に痩せの大食いだと思い込んでいたんだと思います。しかし普段はあまりたいした量を食べていなかったんでしょうね。
あと、1食で爆発的に食べるよりも、数回に分けてダラダラと食べたことでエネルギーが吸収される頻度を上げることができたのでしょう。
一度に吸収される栄養が限られているのであれば、数回に分ければいいというわけですが、前述したように内蔵のオーバーワークに注意しましょう。健康を害さないというのが一番ですからね。
肉体はどう変化したのか
まず、腹筋の割れ目はやや減りました。皮下脂肪が少し増えたために見えにくくなったようなイメージです。逆に胸や腕などの他の筋肉は少し大きくなった、、、というか張りが強くなって存在感が増したような感じがします。
入浴前などで服を脱いだら、別に意識してなくても「おっ!?」と意識が向かうような気がします。これはいいかも。
まずはたくさん食べて身体を太らせて、筋トレで絞っていくという方法もあります。しばらくはこんな感じで、摂取カロリーや栄養に気をつけてみたいと思います。
トレーニングは、今までは普通の腕立て伏せや腹筋などの自重トレーニングをしており、しばらくはこれを続けます。
あまり激しくやらずに、筋肉に定期的に刺激を入れる程度にとどめておき、身体のバルクアップに集中したいと思います。
体組成計のデータや経過などは、今後も定期的に公表していきたいと思います。私と同じように痩せており、でもマッチョを目指している人には、力士と同じように「食べることもトレーニングですから」と言いたいです。
少々苦しい時もありますが、どうしてもコンプレックスから脱却したいのであれば試してみてほしいと思います。