あなたは「ぶれない自分の軸を持つこと」の意味を勘違いしている

   

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自分の軸を見失わないことと、他者との歩調を合わせるというのは、一見すると矛盾していてとても相容れないもののように感じられます。

しかし、実際にはこれらをうまく共存させなければならない場面は意外なほど多い、、、というか、そんな場面ばかりです。

書店に並ぶ成書やインターネット上の情報に目をやると、大体のものが ブレるなブレてもいいんだよ のどちらかを勧めるものであり、前者が圧倒的に多いですよね。

結局のところ、意見が極端すぎて実際の生活ではうまく取り入れられないことも多いのではないでしょうか。じゃあ実生活ではどういう立ち振る舞いがいいんでしょうか。

ブレるのと歩調を合わせるのは意味が違う

昔、ある先輩から言われた言葉にこんなものがあります。

「たとえ今は若輩者で、自分の意見が通らないことばかりでも、しっかりとした自分の意見だけは持ち続けなさい」。

組織や社会の中で生きていく上では、たとえ自分の意向と全然違う方向へ向くことを要求されても、ある程度は周囲に合わせることが求められる時があります。

この時に、自分の意見を突き通して 出る杭 になることも、逆に イエスマン として完全に同調することもイヤだというのが本音ではないでしょうか。

でも自分の中に確固たる意見を持ち、それが正しいと疑わずに心に秘めておき、あえて周囲と足並みをそろえるところに落ち着くことと、イエスマンであることは根本が違います。

本当にダメなことは、自分の根本から意見が流されてしまうことです。これでは自分が信じるものが定まらず、フワフワした軸のない人間ということになってしまいます。

意見がコロコロ変わることは悪ではない

ここで踏まえておくべきポイントは、必ずしも意見が変わることが悪ではないということです。

人ひとりの経験や知識なんて底が知れています。時間とともに新しい知識や考え方に触れて、あなた自身が成長しているわけですから、その時々であなたの中にある根本的な考え方がアップデートされることは仕方のないことです。

なのに一様に 変化を悪だ と決め付けてしまっては、成長のチャンスを放棄することになってしまいます。

つまり、意見は変わってもいいのです。ただし 新しい知識や考え方 と照らし合わせて比較検討すべき対象としての「自分の考え方や軸」というものがあることが大前提です。

一般的に「ブレるなよ!」と言われているのはこの根本的な軸の部分です。ここが コロコロ変わったり流されてしまうこと と、新しい情報などで根本的な軸がアップデートされることとは全く違うと言いたいのです。

アスリートが履くべき靴は、競技特性に合った機能性の高い靴であるべきで、その靴のメーカーや形状が新しい知識や情報によってアップデートされるのは当然ですが、スリッパやハイヒールであってはいけません。

ここがコロコロ変わってしまっては競技にならず、試合にも出られませんからね。

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まずは自分の軸となる考えを言語化できるレベルで知る

とは言っても難しい問題であることには変わりありません。自分をしっかりと見つめ直し、内観してみることで、自分の軸を自覚することから始めてみてはいかがでしょうか。

その問題に対しての自分の意見を「なんとなく」ではなく「はっきりと、言語化できるレベル」にまで自覚することから全てが始まるのだと思います。

言葉で説明できるほど明確なのであれば、自分の中に確固たる考えがあるという証明にもなります。新人スタッフが学会発表などで質疑応答の時に出てきた質問に全く答えられないのは、研究の中身がまだまだ浅く、その質問に対する自分の考えを持っていない場合が多いように見受けられます。

まず言葉にしてみる、可能であれば紙にでも書いてみる。これができるレベルで自分の中に眠っている ブレない軸 を見つけてみてはいかがでしょうか。

 - 雑記

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