ヨガのティーチャーズトレーニングで分かった、すごいポーズが簡単にできることだけが素晴らしいわけではないということ

      2019/10/12

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ヨガの練習

私がいま受講しているヨガのティーチャーズトレーニングは、全日程が1年半以上かかるという、普通のものよりもかなり長めのスケジュールで構成されています。

さっさと受講し終えて、そのあとは全然ヨガをやらないというふうになってしまわないように、完全にヨガが生活の一部となるようにとの配慮からそうなっているようですが、私はこれがすごく嬉しいです。

9ヶ月の前期日程というやや配分が変な感じの時間を過ごしてみて、私なりに一区切りとなりましたので、現段階でのヨガとの向き合い方など書き記しておきます。

すごいポーズが簡単そうにできることだけが素晴らしいヨガティーチャーではない

TTを開始してから前期日程ではありますが、すでに9ヶ月あまりが経過して、ヨガに取り組む姿勢も変化しているのを感じます。

フィジカルプラクティス重視のヨガスタイルから、ヤマ・二ヤマ(ヨガを行う上で守るべき自己規範、社会的規範)を含めた生活を豊かにより良くするためのツールとしてのヨガ、その一部分としてのアサナ(ヨガのポーズのこと)という考え方が徐々に身についているのを実感します。

それは、多くのオハナ(ヨガを練習するクラスの仲間)との情報共有であったり、長期にわたってヨガを実践し続けるようにプログラムされているこの特殊なティーチャーズトレーニングだからこそ気づけるという部分が非常に大きいのではないかと感じております。

インターネットやヨガ雑誌などでは、すごく難易度の高いアサナ(ヨガのポーズのこと)を簡単そうにできる、トップランナーばかりが取り上げられますよね。

難しいヨガのポーズ

それはある意味では当たり前のことをなのかもしれませんが、受け取る側としてはそこがゴールであり、そこに到達していない人はまだまだ未熟者であるという印象を持ってしまいます。

でも、本当にそれだけが真実なのであれば、体操選手やバレリーナはヨガに取り組む前からヨガを極めているということになりませんか?

私(たち)が惚れ込んだヨガって、そんなに薄っぺらいものなのでしょうか。

ヨガとは生き方であり、アサナ(ヨガのポーズのこと)というのはその中のほんの一部分に過ぎないということを学びました。

ヨガにはもちろん、ストレッチやフィジカルトレーニングとしての一面もありますし、それを否定はしませんが、他にもいろんな効能があります。

その一部分だけにフォーカスして、他がおろそかになっているようではもったいないですよね。

ヨガの持つ奥深さに触れ、徐々に理解を示すことができるようになりました。

目に見えることだけが全てではない

人間は受け取る感覚のほとんどを視覚に頼っています。

勘とか、感情とか、目に見えないけど確かにそこにあるものも、日常生活においては認識して配慮して生活しているはずですが、これが 気の流れ とか チャクラ っていうフレーズになると、なんか一歩後ろに引いてしまいがちです。

それは目に見えないっていう以外にも、スピリチュアル(霊性)な世界とか宗教のような匂いを感じてしまうからかもしれません。ヨガって別に宗教ではないんですけどね。

どうしても私は理学療法士ですから、アサナやシークエンスを解剖学や運動学の観点から解釈してしまい、視線とか呼吸というものを軽視してしまいがちです。

だから、チャクラのような目に見えないものの理解を妨げてしまっているんじゃないかとすら感じてしまうのです。

でも、そういった目に見えない世界というものも確かにそこにあり、どちらが正しいとか間違いとかじゃなくて、ただただ両方の世界が目の前に広がっていて、それぞれを行き来しながらその時々において選べる状況になるというのが、今の私なりの解釈、結論であり、到達すべき中間ゴールであるような気がしています。

ヨガを学び始めた時に気になっていた疑問点なども、現段階では徐々に自分なりの答えが見つかってきている状況であり、ティーチャーズトレーニングについて非常に満足しております。

人に伝えるにはヨガをしっかりと学んで自分のものにしていないと難しい

あと、前期の最後には 人に伝える ということを行いました。最後の指導実習がそれにあたります。

正直、今回のティーチャーズトレーニングで得たことは、病院のセラピストとして患者さんに還元されるものとして学んでいますが、実際に30分のクラスを考えていくうちに伝える面白さにも触れることができました。

ヨガの指導風景

家族であったり兄弟であったり、知人友人であったり、身近にヨガに意外と興味を強く持っているという人が多くいることも最近になってわかりました。

そういう人たちに対して伝えるにしても、しっかりと勉強したことを伝えていきたいと思うようになりました。中期・後期もその点を意識して取り組んでいきたいです。

毎日のヨガとの向き合い方を変化させていくことが必要

毎日ヨガをやるのもいいでしょう。私は少し間隔をあけたほうがヨガのアサナがスムースになる気がしているので、毎日は練習していません。

その代わりに、ヨガの哲学や教えの部分をテキスト片手に勉強する時間に使ったり、簡単な呼吸法の復習の時間に使っています。

今はこのスタイルが私にとってベストな方法だと思いますが、ライフステージの変化とともに内容も変化していくでしょう。

身体が変わり、気持ちが変わり、周囲の状況も変わる。

親子でヨガの練習

そんな状況の中で、いかにしてヨガを学び、日常生活(オフ・ザ・マット、ヨガマットの外)に還元していくのかを、その都度考えていくことで、もう一歩先に進んでいきたいものです。

Posted by Atsushi(@Atsushi_k0

 - ヨガ

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