指導者になったあなたへ「指導者の指導者」として言っておこう

   

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そうか、、、君も新人を教育するような立場になったのか。

私も去年までは新入職員の教育担当として指導してきた。その役目が今年度から君になったというわけだな。不慣れなこともあると思うが、精一杯に頑張ってくれよ。

、、、そうだ、そんな君にこんな話をしておこう。「指導者の指導者」なんて大げさなものではないが、私が若い頃に指導係となってから今までの経験の中で、若くて経験が浅いからこそ気がつかない「指導のポイント」のようなものがある。最近よく書店やネット上でみかける「教育方法論」とはまた違った内容になるのだが、、、聴いてくれるかい?

仕事の内容や技術を伝えるだけでは不十分

君が指導を担当する新人さんのプロフィールを見せてもらったよ。この職場に初めて入職するという以前に、社会人として1年目なわけだね。ということは、礼節や身だしなみなどの社会常識を伝える必要がありそうだね。こんなことは技術系の学校ではあまり教わってこないことだし、本人もあまり重要視していないこともある。でもこれはすごく大切だ。

人として大切ということもあるが、その新人を評価するのが今の若い感覚の人達ではないからだ。

どれか一つの点に突出するのではなくバランスも大切

私は今の仕事には3つの側面があると思っている。

一つは技術者としての側面だ。やはり技術をもって生業としているわけだから、知識や技術を磨くというのはすごく大切なことだ。この職場に就職したからには努力義務があると言える。常にアンテナを張り巡らせて最新の情報をキャッチして、それを仕事に活かすことは常にやらなければいけないね。

次がサラリーマンとしての側面。我々の技術力を会社が買っているわけだよね。「会社はあなたにこれだけの給与を払いますのでこれだけの業務をこなしてくださいね」という会社側の要求と、「これだけの仕事を会社のために頑張りますのでこれだけの給与をいただきますね」というこちらからの要求が合致しているから今の君や私や新人さんがいるわけだ。

だからそれに見合うだけの仕事をしないといけないし、不釣り合いなことを要求されたときに声をあげられるような人に育って欲しいということだね。

そして最後にサービス業としての側面。つまり人と人との関わり合いによって我々の仕事が成り立っているということだ。私はこれを一番大切に思っている。

えらそうに言っているが、これは相手が機械や物であっても大切にしたいことだと思うんだ。いくら知識や技術が素晴らしく、会社の望むだけの売り上げに貢献できていても、相手を思いやるサービス精神というか、、、ホスピタリティが不足していると全てが台無しだと思う。

そして、この3点はどれか1点だけが突出していてもいけない。うまくバランスさせつつ高い水準へと狙いを定めていく必要があると思う。君がこれから指導していく新人社員にもそんな人になって欲しいと私は思っているよ。

若いうちは「技術至上主義」になりがち

技術をもって生業とする業種にはありがちだが、技術至上主義(いわゆる技術屋さん)に陥るということ。これがダメとは言わないが、あくまでさっき言ったようにバランスが重要だと思う。どれか1点ではその道の技術者としてはいいかもしれないけど、その業界から一歩外に出て一人の人間としてみられる場面に遭遇すると全然イケてない人と捉えられてしまう。それは指導した君の責任だ。

特に社会人1年目の若者であればだれかがそれを分からせる必要がある。そして指導する君もそういう人物でなければいけないと思う。

君がもし技術のみに固執する「技術至上主義」人間であれば、その教え子である新人社員も同じ道を進んでいくだろう。新入職員は良くも悪くも指導者の背中を見て育つからね。

どうかこの職場という狭い社会に固執することなく、広い世界に目を向けて、どこに出しても恥ずかしくない「人間性」すら指導できる人間であって欲しい。

仕事においても人間としても尊敬できる「指導者」に君が一緒に成長できることを信じているよ。

指導者の指導者、、、つまり君が今まで指導を受けていた人のことを思い出して、良い点は取り入れて、悪い点は反面教師として取り入れて、次の世代に良いパスを渡してあげられることを祈っているよ。

私は残念ながら良い指導者かどうかを客観的にみることができないが、今まで指導してきた後輩たちは私が望んでいる形に成長してくれている。ありがたいことだ。

どうか君にも良い指導者がいて、君の担当した新入職員にも良いパスが渡ることを願っているよ。

、、、どうやらしゃべりすぎたようだね。さぁ、行きなさい。

検討を祈る。

 - 雑記

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