今より前に進むために一旦休業することは、ただ立ち止まることとは違う

   

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私のヨガの2番目の師匠(現在の師匠)から連絡がありました。内容を端的に言いますと、ヨガを教えるという行為を無期限に休止する というものであり、私の中に衝撃が走りました。

今日はスタジオでの練習がありましたので、師匠から直接詳しくお話を聞いてきましたが、最終的には師匠の意思を尊重するという結果で納得できました。

それは、ただ立ち止まるということとは違う、未来を見据えての戦略的な休止だったからです。

ヨガを人に教えるということの意味とは

何かを学ぶときに、基本的にはまず模倣から入ります。なので何かを真似するということは、盗むということでなければ当たり前の行為であると言えます。

盗むとなると、相手との合意がない状況ですからもちろんダメですよね。

そして師匠は師匠の師匠から、そしてそのまた師匠から、、、という風に、自分が師匠と仰ぐ人から伝わってきたものを次の世代に伝えることというのも、伝統医学の分野においては特に大切な要素の一つだと思っていました。

ただ、それは伝達ゲームではダメなんですよね。

私がいる医療技術の業界では、伝達講習というかたちで、外部の講習で得た知識や技術を職場のスタッフに伝えることがありますが、基本的には自分の解釈などを加えずにありのままを伝えます。

そしてそれを聞いてどう解釈するかというのは話を聞いたスタッフに委ねることが多いです。

ヨガにおいてもこういった伝言ゲーム状態というのはみられますが、国境や風習・宗教などの壁を越える段階で、自国に合うようにうまく解釈が曲げられていたり誤った解釈のまま伝わったりしがちです。

師匠もインドに行ってきて、そのことを感じたのではないでしょうか。

師と生徒を両立するのは難しい

私の師匠は言いました。ヨガから離れることはしないけど、ヨガを教えることからは距離を置こうと思う と。

ご自分の欠点を本場のインドで痛感したと言っていましたが、ヨガに極めるという状況はありません。生涯学習ですので。

これはヨガを始めたばかりの練習生でも、卓越したヨガの達人でも、私でも、私の師匠でも同じです。

ですから、師匠もヨガを伝えながら自分でも日々研鑽を積んでいる、いわゆる 師匠 練習生 という2つの側面を併せ持っているわけですが、それでは間に合わないような何かにぶち当たっているという印象を受けました。

当然ですが、ただ右から左に伝えるだけであれば、膨大な量の知識と技術をインプットして知っておけば十分に可能なことです。実際にヨガに限らずそういう指導をしている人も多く存在するでしょう。

ただそれを理解して咀嚼して自分の腑に落ちる形で落とし込み、それをもう一度自分の言葉で吐き出すということとは意味が違います。

師匠は後者を求めたいのだと理解しました。

今より先に進むための戦略的な休業

私はよく、ブログや筋トレなどを習慣化できているにもかかわらず途中で休むことがあります。

気分が乗らなかったり、体調が非常にすぐれなかったりと中断する理由はいろいろとあるのですが、師匠がヨガを教えることを中断するということは、私の場合とは全然レベルの違うものです。

私の中断は、なんとなくの理由で その場に立ち止まる ということなのですが、師匠の場合ははるか先を見据えて、いまよりも大きな力を得るためにはあえて本業を休んで力をつけることに集中するというものなので、決してその場で立ち止まっているということとは違いますね。

ちょうどどこかの海賊系の大人気漫画でも、主人公とその一味が同じことをしていましたね。

師匠も言っていました。無理に今のまま続けて自分が納得できない指導をしていても、自分も生徒さんもハッピーにはなれないから、と。

ヨガのインストラクターで生計を立てている人がヨガのインストラクターを休業するということはかなり大きな選択を迫られたのだと思いますが、自分に嘘をついてまで教え続けるということがもっと辛いということなのですね。

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自分の意思に従って流れるように生きること

当然ですが、我々は仙人ではありません。山の奥で霞を食べて生きているわけじゃないんですから、生きていくには最低限のお金が必要です。そしてお金を得るための仕事も必要なものです。

ですが、自分の心に正直であることに一番のフォーカスを持っていく過程で、仕事としてヨガを教えるということを悩みながらも除外できるというのはものすごいことですね。

自分の心の声に従い、より良い始まりのための終わりを選択するということは、話で聞くほどカッコイイものではなく、当事者としてはものすごく考え抜いて、かつ勇気を要したことだと思いますから、こちらも弟子としてその意見を尊重しました。

師匠が不在の私は今後どのようにヨガと向き合っていくべきか

師匠がアクションを起こしたんだから弟子の私も同じく、、、という必要はないのかもしれませんが、ひとまず考えることにします。

当然ですが、私のヨガの師匠と呼べる人がしばらく不在になりますから、今までの教えを振り返りながら研鑽を積んでいくしかないでしょうね。

今までもヨガの練習は習慣にまで落とし込んで毎日練習をしていますが、それを今後も粛々と継続していくということは変わりません。

逆に、無理にアクションを起こすとどこかにしわ寄せが起こります。師匠の今回の決断が自然に自分に訪れた変化だとするなら、私も変化を求めるのではなく、自然と変化が起こるのを待ち、それを受け入れるようにするのが自然なことなんだと思います。

人生は諸行無常です。常に変わり続けていくことは今も昔もかわらないことです。来年の1月までは教えを請うことができるということなので、それ以降にどんな変化が待ち受けているのかを待ちたいと思います。

できれば、立ち止まることなく前に進んでいけるような変化が起こることを望んでいます。

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

 - ヨガ

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