専門家は「専門家」という言葉に甘えてないで専門外のことをたくさん勉強すべきだぞ

   

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専門家っていう言葉について、最近疑問に思っていることがあります。職場の後輩たちがこぞってこの言葉を振りかざしてくるからです。

「私たちはリハビリテーションの専門家なのだから、この仕事は我々がすべきことではない」というような論法ですね。私はこの考え方とはちょっと違います。

でも、確かに専門分野を極めた人を専門家っていうのだから、彼らの言うことも正解なんでしょう。というか、彼らの言い分の方が正しそうですね、言葉だけ見れば。

でも私は、、、やっぱりちょっと違う意見です。

そもそも専門家って?

一応の定義のようなものがあります。

専門家(せんもんか)とは、技術・芸術・その他特定の職域に精通し、専門的な知識と能力のある人のこと。

ウィキペディアより引用

つまり、自分の専門分野以外のことを学んだり取り入れるということは邪道でもなんでもないわけですね。ちょっとホッとしました。

ある特定の領域で高い知識と技術を習得していることが大切ですが、私はその分野以外のことを見聞きして吸収することがかなり大切だと感じています。

井の中の蛙にならないために広く視野を持つ

たとえば、植木職人は植木を手入れする職人なので、マーケティングの知識なんて必要ないですか?

リハビリテーションの専門家は、看護師や薬剤師の持つ知識を学ぶ必要はまったくないのですか?

だとしたら井の中の蛙で終わってしまうでしょうね。

何でもかんでも視野を広げるという名目で手を出しすぎるのもどうかと思いますが、私はいろんなものに興味をもって触れてみて、それが回り回って自分の領域に良い影響を与えるものだと信じて、ここ数年は全く関係ない領域のセミナーや書籍に触れる機会を意識的に増やしています。

医療者としては全く使わない知識もありますが、社会人としては知っておくべき知識、父親として知っておくべき知識、夫として持っておくべきネタというのもありますし、結果的に本業に結びつくものもあります。

それこそ「えっ!この知識がここに結びつくの!?」っていうものも少なくありません。

専門家という言葉に甘えてはいけない

専門家っていう言葉は、ともすると甘えるための格好の道具になり得ます。「専門外だから、、、」と言えば、自分はそれに関わらなくてもいいという、ある種の正当性みたいなものを秘めている言葉ですが、こうやって正しい意味を考えると、逆に専門外のことに触れなくていいという理由にはならないことがわかります。

私の後輩のケースでいうと、後輩たちの言っている「私たちはリハビリテーションの専門家なのだから、この仕事は我々がすべきことではない」という言葉は、私流に言い換えると「私たちは井の中の蛙だから、大河を知る必要はない」と言っているようなものです。まぁ、恥ずかしいw

前述しましたが、人間として知っておくべきことは多くあります。手を出しすぎるのもどうかと思いますが、しっかりとアンテナを張り巡らせて多くのことを吸収し、高い人間力を備えたセラピストが行うリハビリテーションというのは、患者さんにまた違った景色をもたらしてくれると思っています。

もちろん専門家であるために、専門的な知識や技術が高いレベルで備わっているということは大前提ですから、そこを逆にいいように解釈してはダメですね。

やることやって、余力でちょっとアンテナを張り巡らせるという姿勢はどんな分野においても非常に大切な考え方だと思います。

 - 雑記

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