

愛媛県松山市の銘菓は数多くありますが、あまりにフランチャイズに展開されてるとありがたみが薄れてしまいますし、反対に格式高いお店だと尻込みしてしまいますよね。
今回ご紹介するのはその中間の、程よく入りやすくて歴史のある松山銘菓の労研饅頭です。
これをろうけんまんじゅうと読んだあなた、安心してください。松山市民でも正しく読めない人もいるのですから。
ほどよい甘さとふわふわの食感がくせになること間違いなしの美味しいお菓子で、お土産にもオススメですよ。
松山銘菓「労研饅頭(ろうけんまんとう)」
はい、正解はろうけんまんとうと読みます。冒頭の写真にもふりがながありますよね。
私は厳密には松山市民ではなくて隣の東温市民なのですが、初めてみた時はやはり普通にまんじゅうと読みました。
そして初めて実物を食べた時は、田舎の匂いのするどこか懐かしい大きな蒸しパンっていうイメージでしたが、食べてビックリしましたよ。明らかに普通の蒸しパンとは違うのです。
労研饅頭の紹介は後程にして、まずは店舗の紹介から。写真は勝山町本店です。

さて店内ですが、ちょっとしたイートインスペースもあります。広すぎず狭すぎず、必要最低限の空間がそこにはありました。
ただ、混雑するとちょっと身動きがとりにくくなるでしょうね。

ディスプレイされているだけでもなかなかのラインナップです。私が以前に初めて食べた時よりもバリエーションが増えているような気がしますね。

奥では労研饅頭がいそいそと作られているようでした。製造と販売を一つの店舗で行なっているのですね。

壁には労研饅頭の歴史が紹介されていました。松山銘菓なのですが、発症は倉敷(岡山県)なんですね。

駐車場も5台くらいは車が駐車できるスペースがありますが、大きな道路に面しているわりに狭いので、少し入りにくいですね。
私が来た時は車が停まってなかったので何度も切り返して後方駐車できましたが、大きめの車では無理があるかも知れません。
労研饅頭をさっそく食べてみた

なんともポップな包装が印象的です。さっそく開けてみます。

今回は妻にお任せしましたが、けっこういろんな味のものを買って来たんですね。
本当は今、マイホームを作ってくれている大工さんに差し入れするつもりだったのですが、この日はお休みだったので我々がいただきます。

こちらはバター味です。生地にバターが練り込まれていて、普通のものよりもほんの少しだけ濃厚な味がします。

こちらはうずら豆。中に金時豆が入っています。こちらも甘さ控えめな大人の味で、飽きがきませんね。

こっちはチーズ味です。写真では分かりにくいかも知れませんが、小さなサイコロチーズが入っています。
このチーズと生地が絶妙に合うんですね。最後まで飽きることなくいただけました。
ちなみに上記の3つは全て私がいただきました。本当に何個でも食べられちゃうんですよ。
甘さ控えめで素朴な労研饅頭の味は老若男女を問わず好きな味
他の味も合わせて、全部で14種類のラインナップがあります。

この全てにおいて言えるのが、味はほんのり薄味なのですが、ちゃんと生地にもほのかな甘みがあり、生地だけ食べても美味しいんです。
そして普通の蒸しパンとは違うのが、生地が厚くて食べごたえもたっぷりな点でしょうか。モチモチと弾力のある生地は、静かに存在感を主張してくるようです。
私の感想としては、あくまで生地が主役で中身はその引き立て役という印象すらあります。
保存料を使っていませんから、小さいお子さんにも安心して食べさせることができます。さらに卵も使っていませんから、卵アレルギーをもつ私の娘のような子供にも食べさせてあげられるのは嬉しいですね。
ちなみに、私の娘は労研饅頭が大好きです。特に生地が好きなようで、中身じゃないところをパクパク食べてましたよ。
定期的に食べたくなる労研饅頭の中毒性にご注意を
お店の前はかなり頻繁に車で通るのですが、定期的に食べたい気持ちが湧き上がってきます。
私は洋菓子も好きでよく食べますが、それとはまた違って身体が欲するんですね。
品のある控えめな甘さは、お腹いっぱいにご飯を食べた後でも胃にもたれずにパクパクいけます。実際に私もお腹いっぱいにご飯を食べた後で3つくらい食べちゃいましたからね。
世の中には新しく斬新なアイデアのスイーツが数多くありますが、それとはまた違った素敵な魅力があります。この昔から変わらない味が今後もずっと続いていくことを切に願っています。
子供にも孫にも食べさせてあげたい、松山銘菓の労研饅頭は、私の好きなスイーツランキングで常に上位をキープし続けることでしょうね。