

3歳になって、私の娘も保育園から幼稚園へとすすみました。急激な環境の変化にくじけそうになりましたが、なんとか持ち直して頑張ってくれています。
そこでいちばん心配していたのはトイレの問題です。保育園を卒園する段階で、オムツが外れるかどうかギリギリのラインでしたが、どうにか幼稚園の入学に間に合い、特に下着を汚すことなく帰って来てくれていました。
それが、あるイベントを境にして失敗する確率が非常に高くなって来ました。これってどういうことなんでしょうか。
ゴールデンウィーク中にオムツの楽チンさを思い出してしまったのか
私は仕事で行けなかったのですが、妻と子ども達、それに義父と義母で九州に旅行に行っていたのです。
目的は宮崎県だったのですが、途中で大分県のうみたまごに行くことになったようで、船を降りてから自動車で向かったのですが、、、。
そこはゴールデンウィークです。異常なまでの渋滞で、娘もオシッコが我慢できなくなってきました。
都合よくトイレなどなく、まさに非常事態です。
でもそこは妻の機転が働きました。こうなることも想定内だと言わんばかりに、持参していた紙おむつを履かせて、最悪の事態(車内でのおもらし)を避けられました。
ただ、それ以降トイレを失敗するケースが増えました。一時期は自宅のトイレにも行きたがらないような状況で、何度かお漏らししちゃいました。
それまでできていたことができなくなるというのは親としてももどかしいもので、ついついトイレに行くことを強く求めてしまい、娘を泣かせてしまうこともしばしばでした。
今は、自宅のトイレはほとんど以前のようにできるようになりましたが、公園や外出先でのトイレは入るのもイヤなようで、無理に連れて行こうとすると吐きそうになるほど泣いてしまいます。
ゴールデンウィーク中のあのエピソードが、娘になにかを感じさせてしまったのでしょうか。

トイレができていたのに急にできなくなるケースは意外と多い!?
ネット上の情報などをみてもそうですし、知人や友人のお話を聞いていても意外とこのケースは多いようです。
というこは、だれもが通る道なのかな?
解決策を聞いてみると、多かったのが あえて失敗させてみることで気持ち悪さを覚えさせる。決して紙おむつに戻ってはいけない というものでした。
我が家も基本的には紙おむつに戻すことはしていませんが、外出先ではどうしてもトイレができないと後始末のことを考えてしまって、保険として紙おむつを持参しています。
そして、どうしようもない時(車の中でオシッコしたくなっちゃった時で、我慢の限界の様子の時)にはオムツを使っちゃうんですよね。
これがダメなのかな?
私の考える解決策とは
解決策は、いたるところに情報が落ちています。おおまかに総括すると、叱らず、強要せず、気長に本人のペースにあわせて待ちの姿勢で構える ということになります。
私も今回のケースは、無理強いするのはよくないんじゃないかと思っていました。
だって、高校生や大学生でおもらしする女の子っていないでしょ?
ちゃんとトイレがあればそこに入って用を足すはずです。心配しなくたって、いずれはできるようになるんですからね。
今までできていたのだから同じようにできてもらわないと困るというのは、親の都合であり勝手な親の意見です。子ども目線で考えられた意見ではないですよね。
ただ、、、やはりできていたことができなくなるというのは、親としては焦ります。
幼稚園でも失敗して帰ってくることもありましたので、妻もガッカリした様子でした。
優しい言葉でわかってもらおうという気持ちは伝わるのですが、言っていることがもはや強要でしかないという感じで、キツイ態度をとることもみられました。
今回のケースでは、連休中にオムツの楽チンさを思い出してしまったということも考えられました。
ただ、現在は自宅のトイレと幼稚園のトイレであればしっかりとできているのです。
外出先のトイレでのみできないのです。ということは、、、
赤ちゃん返りの一環かな?
6ヶ月の長男は当たり前のように紙おむつでオシッコをします。娘(3歳)も、それと同じ条件で世話してもらえた経験を久々にしたことで、赤ちゃんの感覚を思い出してしまったのかな?と思いました。
つまり赤ちゃん返りの一環なのかなーと。
自宅でもできなくなっていた(今はできます)ことを考えると、これも赤ちゃん返りの一環なのだと解釈し、以前に妻と話し合ったことを参考にして、赤ちゃんになった娘をそれでよしと認め、オムツでもオッケーとしました。
ただ、トイレに行けたらもっといいということは常に一言だけ付け加えました。
参考:娘が幼稚園に通い始めて2週間でストレス過剰により暴君に!子どもの個性を尊重しつつ可能性を伸ばすために奮闘するのは子供よりも先生よりも親の方だ!

初めて見るトイレが怖いのかな?
実は、自宅でトイレができていた時も、手を洗うところの蛇口をひねるのが怖いということがありました。
家を建ててから一番最初に蛇口をひねったときに、勢い良くひねりすぎてめちゃくちゃ水が出たのが怖かったようで、その後しばらくは怖がって自分で水が出せませんでした。
今は普通に蛇口をひねって水を出せるようになっていますが、その時の経験から 未経験のものが怖い だけなんじゃないかと。
妻と話し合った結果、しばらくは決まった公園に通ってみて、ごくごく軽めに誘ってみることから始めてみようということになりました。
汚れたら洗えばいい!改善すべきは親の過剰な期待感だ!
正直、オムツが外れ切っていない時って困るのは親の方だけなんです。どうしても後始末のことを考えてしまったり、周囲への迷惑のことを考えてしまったり、子供への過度の期待を抱いてしまったり、、、。
結局は親の思い通りにならないことへのもどかしさを子供にぶつけているだけなんですよね。
子供の立場に立って考えてみると極端な話、別にパンツもズボンもビチョビチョになったまま遊んでいても気にならないのであれば、それでいいわけです。
子供からすればそれが迷惑だとか思わないんですよ。
ただ、ビチャビチャの状態を 気持ち悪い とか、イヤだ! と感じて、子供自身がそれを改善したいと思うところから全ては始まるんです。
そういう感情を抱かせることができれば、自然とトイレは再び自立するようになると信じています。
だって、一度は自立していたんですから、ビチャビチャにならずに済む解決策を何度も経験しているわけです。
その時は「お父さんやお母さんが行けと言って、その通りにしたら褒めてくれたから」という程度の理由でしかなかったのかもしれません。
今回は、「ビチャビチャになりたくない!」という自発的な動機付けを期待しています。だから、こんど自立できればもう大丈夫なんだと信じています。
信じて、待って、ちょっと背中を押してあげる。
今までできていたことが急にできなくなったからといって焦らない。
またまた、親の力量が試されているんですね。
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)