プリズナートレーニングを1年間継続してみて得た気づきや修正点まとめ #プリズナートレーニング

      2019/01/07

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トレーニングの写真

プリズナートレーニングを開始してもう1年が経過したのかと、時間が経つ速さに驚いています。この言葉には「時が経つのは早い」という意味と「1年間も継続しているのにこれだけしか進歩しなかったのか」という落胆の意味が込められています。

もちろんネガティブに捉えるつもりはなく、年数をもっと重ねてさらなる進歩を狙いたいと前向きに思っていますが、これから始めようと思っている人は少し意識を改める必要があります。

つまりプリズナートレーニングは短期間で簡単にマッチョになったりパワーが得られる魔法のトレーニングではないということです。

以下に、私がプリズナートレーニングを1年間もの間、継続して得た気づきをまとめておきます。参考になれば幸いです。

簡単にできるからと初期ステップをバカにしない

本に書かれていることですが、壁に手をついてプッシュアップする「ウォール・プッシュアップ」などは、人によってはトレーニングに含めていいのか迷うほどに負荷が弱いです。

もっと高負荷の種目ができるのに、こういうトレーニングに時間を費やすのは無駄なようにも感じますよね。

でも、プリズナートレーニングが他のトレーニング(例えばマシントレーニングなどの高負荷・低頻度のトレーニング)と違うのは、単純に筋肥大を目的にしているところではなく、腱や靭帯の強化だったり、複数の筋肉の協調性を高める点だったりするわけです。

少し他のトレーニングと目的が違いますから、マシンを使うトレーニングのように筋肉を個別に、パーツごとに鍛えるようなイメージではなく、目的の動作に関わる筋肉を総動員して使うトレーニングだという意識で行いましょう。

そこを間違えなければ、初期ステップの弱い負荷でもしっかり時間をかけて取り組む必要性を理解できると思います。

プルアップが序盤の最難関ポイント

これは1年間継続してもほとんど進歩が見られませんでした。ステップ2がいまだにクリアできません。

途中、オーストラリアン・プルアップや、ステップ1のヴァーチカル・プルを片手でやったり、100回連続でやってみたらどうかと試したりもしました。

要は、ステップ1とステップ2の間の難易度の差が大きすぎるのです。

ステップ1は簡単にできるのに、ステップ2になると一気に負荷が上がりすぎてできない。

なのでステップ1.5とかステップ1.3に相当する負荷のトレーニングを模索しながら行いました。

それでもやはり難しかったですね。

トレーニングマシン

今は、一旦プリズナートレーニングから離れてマシントレーニングでの背筋強化に取り組んでいます。

もはや自重トレーニングですらありませんが、低負荷でじっくり背筋の収縮感覚を学習するところからスタートしています。

プリズナートレーニングはステップ1だと負荷が軽すぎるし、ステップ2だと負荷が強すぎました。

ステップ1.5とか1.3でも私にとっては無理でした。

おそらくこの試行錯誤はまだまだ続きます。本場のアメリカでも序盤の最大の難関と言われているようですし、一筋縄では突破できそうにありませんね。

スピードやフォームはきちんと守る

最初は早くステップアップしたい気持ちや、短時間でトレーニングを終了させたい気持ちから、2秒で動いて1秒間は止まるというルールを無視しがちです。

また、人によっては無意識にフォームを崩して簡単にできるフォームに変化してしまっている人もいるでしょう。

プリズナートレーニングのメリットは短時間のトレーニングでしっかり効果を出せるというところが大きなポイントです。

でも序盤のステップは50回3セットとか、短いなりにも時間がかかるのです。

それを嫌ってペースアップしがちですが、スピードやフォームはちゃんと守るべきです。

ゆっくり行うからこそ、自重トレーニングでありながらしっかり筋肉に効かせることができるのです。

焦る気持ちを抑えつつ、ゆっくり行うことを意識しましょう。

ペースが分からなければ、スマートフォンのメトロノームアプリなどを利用するのもいいと思います。

先を急がず、退屈に感じるレベルになるまでじっくりやり込む

先ほども書きましたが、ステップアップするほどに負荷が増える反面、トレーニングに必要な回数やセット数が少なくなります。

忙しい現代人はトレーニングに使える時間が少ないという人も多く、短時間で効果が見込めるプリズナートレーニングは魅力的です。

また、初期のステップはあまり筋肉に効いている感じがしないということもあり(プルアップだけは別ですが)、先を急ぎたくなります。

さらに、「退屈に感じるレベル」というのはいったいどういう風になればいいのかという明確な基準が存在しませんから、進むべきタイミングを見誤って、自分に甘めのジャッジを下してしまう人が多いように見受けられます。

そういう私も、どうなったら先に進んでもいいという明確な基準は見つけられずにいます。

私なりの答えとして、しっかりと速さやフォームを守りつつトレーニングを行い、次のステップに進んだにもかかわらず行き詰まってしまった場合、一つ前のステップに戻ってさらに退屈に感じるまでやり込むというのがいいんじゃないかと思っています。

次のステップに進んだにもかかわらずそこから進歩が見られないということは、まだそのステップに進むには時期尚早だったと言えるのではないでしょうか。

何にしてもまずは、焦って先に進まないというのを念頭において取り組む必要がありそうです。

プルアップにはぶら下がれる環境が必要

特別な器具を必要としないというのが売りのプリズナートレーニングですが、序盤からいきなり鉄棒のようなぶら下がれる環境が必要です。

バーを握る手

しかも身近なところには意外とぶら下がれる環境がないというのがネックになってきます。

必要に応じてそういった環境を構築する必要があります。もしくは、週に1回でも公園に行ける自由な時間が確保できるのであれば、トレーニングスケジュールを工夫して取り組む必要があります。

ダンベルや特殊な器具は確かに不要ですが、自重トレーニングで背筋を鍛えるのであれば、ぶら下がれる環境を用意することだけは避けて通れませんね。

行き詰まったら引き返す勇気も必要

ある程度ステップアップしていけば、自然と壁にさしかかります。

当たり前ですよね。壁に当たらなければすんなりステップ10まで到達するってことです。

そんな筋肉があるなら、別にプリズナートレーニングにのめり込むことはないでしょうから。

ただ、私の1年間の経験から言えば、その壁はなかなか突破できないと思います。

もちろん最終的には突破できると信じていますが、なかなか突破できないとなると、おそらくクリアするのに必要な強さが備わっていないということであり、場合によっては前のステップに戻る方が近道だったということもあります。

せっかく順調に進んできたのに後退するみたいで気がすすまないかもしれませんが、著書にも 前のステップに戻ってやり込んでから再度、トライすることを勧める ということが書かれています。

1つ戻ってみてダメなら2つ戻るくらいの心の余裕ば持っておきたいところです。

ちなみに私はステップ7くらいまで進んだ状態から壁にさしかかり、ステップ1まで戻りました。

つまり最初からやり直しました。

柔軟性も大切

しっかりとトレーニングのフォームを守って行うためには、ある程度の柔軟性が必要です。

特に中盤ステップにさしかかると、体が硬い人にとってはやや辛いと感じることも出てくるでしょう。

ステップ1からやり込んでいくと、次のステップに必要な柔軟性も高めてくれるような設計になっているのですが、それだけでは不十分です。

効果的にストレッチも取り入れていきましょう。

ケガの予防であったり、自分のその日のコンディションを知る目的でもストレッチは有効です。

筋肉の個別の強さより筋肉同士の連携を強化する

ボディビルダーのように魅せる身体を作りたいなら個別に筋肉を鍛える必要があるのは分かります。

一方でプリズナートレーニングでは、筋力だけではなく身体の複数の部位を協力させて力を発揮し、パフォーマンスを高めるのが狙いです。

全身ムキムキのマッチョな人が、片手で懸垂できなかったり、片脚でスクワットできないというのは、個々のパーツは強力なのに、それらを適切にミックスして使うことをトレーニングしていないからです。

ボディビルダーにはそんなの必要ないですしね。

プリズナートレーニングでは、その動きを行うために必要な筋肉を適切に組み合わせて働かせることを目的としています。

なのでメチャクチャマッチョになるわけではないという風に解釈しています。

ヒョロヒョロの農家のおじいさんが、30kgの米袋をいともたやすく何回でも持ち上げられるのに、鍛え抜かれたアスリートがあっさりギブアップするっていうのをテレビか何かで見たことがあります。

強さとは筋肉のボリュームだけでは語れない。脳の運動野からの筋肉への命令といった神経伝導系の働きによってもパフォーマンスは変化しますからね。

なのでプリズナートレーニングは、強化という側面と習熟という側面があるように解釈できます。

限界まで追い込まない

トレーニングはやりきった後の爽快感が気持ちいいというのも魅力の一つです。

そして極上の爽快感を得るためには限界までトレーニングするのがいいと感じている人も多いと思います。

確かにそれは間違いではないのですが、限界の手前でやめた方が筋肉は強くなりやすいという科学的根拠を持ったデータがあります。

筋肥大を狙いたいなら限界まで追い込み、筋のパフォーマンスを高めたいなら限界まで追い込まずにその手前で余力を残してやめる。

その方が効率がいいのだそうです。

著書でも、限界まで追い込まないことを推奨しています。まぁその理由は、監獄で疲労困憊の時に襲われたらひとたまりもないという理由のようですが、スポーツ科学の観点からも余力を残すことの有効性は示されているのです。

自重トレーニングに執着しない柔軟な姿勢も必要(かも)

先述したように、私の場合はプルアップが最大の難関であり、試行錯誤も虚しく全然進歩がない状態で1年という月日を費やしました。

現状を打破するためにはマシンやフリーウエイトを併用するのもいいんじゃないかと思っています。

ダンベル

何言ってんだ!

というお叱りのコメントが聞こえてきそうです。プリズナートレーニングや自重トレーニング、キャリステニクスを信じてトレーニングしている人にとっては、もはや邪道でしかないと言われそうです。

でも、著書でもマシントレーニングを全否定しているわけではありません。

私も自重トレーニングのみにこだわるのはいいとしても、固執するのはいかがなものかと思います。

身体を壊さない範囲で、身体に普段とは違った刺激を送り込んで現状を打破するための呼び水として、自重トレーニング以外のものを試してみるのはいいんじゃないかと思います。

これは各個人の価値観や哲学の問題なので、皆さんの想いにお任せしたいと思います。

1年や2年でマスターできるものでもないからのんびり行こう

私がこのプリズナートレーニングに取り組み始めた時は、驚くほど順調に進歩していきましたので、1年くらいでステップ10まで簡単に到達するものだと思っていました。

少なくとも序盤のステップを順調にクリアしていた時は、間違いなくいくつかの種目ではすぐにでもマスターステップまで到達するという手応えを感じていました。

しかし実際にはステップ1からやり直し、1年経っても序盤から中盤あたりで行き詰まっている自分がいます。なんと恥ずかしい思い上がりなんでしょう。

結局、どんなトレーニングに取り組んだとしても強靭な肉体がそんなにすぐに手に入るわけはありません。

数年かかると肝に銘じ、くじけることなくコツコツと積み重ねていく以外にないのです。

トレーニングに王道はあれど近道なし

そんな気持ちでのんびりと筋肉を育てていく辛抱強さこそ、次の1年に向けて私が持っておくべきものだと思い知りました。

これからプリズナートレーニングをやってみようと思っている人、今まさにやり始めた人、壁にさしかかっている人。

そんな人に、この文章が届いて何かしらの役に立てば幸いです。

お互いに高みを目指して頑張りましょう!

当ブログでプリズナートレーニングに関連する記事はこちらからどうぞ↓

プリズナートレーニング | 歳月庵

Posted by Atsushi(@Atsushi_k0

 - プリズナートレーニング

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