ヨガをやっていて得た「自分を俯瞰的にみる」ことの恩恵とは

ヨガをやっていて得た「自分を俯瞰的にみる」ことの恩恵とは
タブレットを見る子ども

ヨガにはいろんな効能があると言われていますが、その人それぞれに得られた恩恵というのは違いがあると思います。

自分が一番困っていることがヨガによって解決したのであれば、その人にとってはそれがいちばんの効能となるでしょう。

私の場合は「自分を俯瞰的(客観的)にみることができるようになった」といいことがそれに当てはまります。

今の自分の状況に気づくことができるか

みなさんは今、心の波が荒ぶっていませんか?

実際に荒ぶっていても、案外自分ではそれに気がついていないことも多いのではないでしょうか。

それは怒りであったり、悲しみであったり、不安であったり。

平静な自分の心の波を荒立てるあらゆるものを指しています。

身体の不調や不眠、ストレス、人間関係の悪化など、いろんなところにトラブルを抱えていて、その原因がイマイチはっきりしないという時は、もしかしたら無意識に心の波が荒ぶっているのかもしれません。

逆にこれらのことに気がつくことができれば、それだけで少なからず安心するものです。

正体不明の病よりも、病名がはっきりしている病の方が、その対処法が明確になったり、先を見通すことができますからね。

他人からの指摘とは全く違う「自分で気がつく」こと

私もイライラしている時に、パートナーに「なんでそんなにイライラしてるの?」と指摘されることがあります。

この時、なぜか「あぁ、私はイライラしていたんだな」という思考にはなれず、どちらかというと「イライラなんかしてないわい!」ってムキになって言い返しちゃいます。

案外、自分の恥ずべき状況を人から指摘されると、素直に受け入れられないなんてことはありませんか?

こらが、なぜか自分で気がついた場合は素直に認められたりすることもあります。

ならば、無用なトラブルを避けるためにもいち早く自分で自分のコンディションに気がつくことができるようになった方が、円満な関係でいられるのではないでしょうか。

把握できれば不安もより解消されやすくなる

先にも述べましたが、やはり正体不明なものって必要以上に不安や恐怖を感じたりします。

でも正体がはっきりすればいくらでも対処することができます。

少なくとも把握しているだけで安心感はありますね。

もちろん必ず全てが解消するものではありませんが、どちらの方がいいかと言われれば・・・正体不明は避けたいですね。

たとえば上司から「明日の12時から臨時の会議を開いて緊急で話し合いたいことがあるから集まってくれ。詳細はその時に話すから」と言われたとします。

私の場合は「ふーん」とはなりません。

「え?緊急で臨時の会議?なんだろう。また何かトラブルでもあったのかな?もしかしたらこの前のアレかな?いやいや、そうじゃなくてコレかな?」とか色々と考えてしまいます。

そう言った不安感は家庭に持ち込まないと決めていても、やはり少なからず影響したり伝わったりしてしまうものです。

そんな時にいつもと違う自分に気がつき、その原因が明日の会議に対する不安感なのだとわかればどうでしょう。

自分を俯瞰的(客観的)に見つめ、「いま考えてもどうしようもないことなのだから考えるだけ無駄だという気持ちに切り替えることが大切だ」というところまで落ち着けることができます。

実際には、原因がわかったとしてもそんなに簡単には落ち着けることはできないかもしれませんが、寝る前に睡眠の質を落とさないために瞑想してから眠りにつくなど、対処法を試すことにはこぎつけることができますね。

一番わかっているようで一番わかってない「自分自身」

一番自由にコントロールできる可能性を秘めているのは自分自身です。他人や周囲の環境は自分の意のままにコントロールすることはほぼ不可能ですよね。

でも、その自分自身を自由にコントロールすること、自分自身を客観的に捉えて理解することも、普段から意識してトレーニングしていないと難しいものです。

ヨガを始めてから、ポーズの時の自分の腕の位置とか、脚の力の入り方とか、呼吸、目線、バランス感覚など、自分のいろんな箇所に注意を向けていく練習をすることで、それは養われている実感があります。

自動車が無茶な割り込みをしてきても、その瞬間はカチンとくるのですが、深く呼吸をして冷静に客観的にみることで、その怒りを抱いている自分に気がついて、深く収めることができるようになってきました。

怒りをあらわにしても誰も得することはありませんものね。

そしてそれは自分自身だけでなく、家族や周囲の人たちを守ることにもつながっていきます。

ヨガをしていて良かったと思える瞬間ですね。

普段から意識して自分を客観的(俯瞰的)にみるクセをつける

一朝一夕でできることではないのかもしれませんし、未だに私も感情をコントロールしきれない場面も多々ありますが、ひとたび身につけることができればその恩恵は計り知れません。

そのためにはヨガをやっている「on the mat」の時だけではなく、それ以外の「off the mat」の時にも意識し続けるクセをつけるのが大切だと思います。

これからも引き続き学び続けて習得していきたいものです。

Posted by Atsushi(@Atsushi_k0

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