
私は普段の生活のテーマとして”必要以上の便利さやモノに囲まれた生活は、逆にストレスを生じる”というものがあります。
いわゆる 断捨離 している人たちの考え方がこれに当てはまると思いますし、私も同じ意見です。
そして、自分にとって良いと感じるものを吟味して所有することで、モノを大切に扱うため長持ちするし、それほど魅力を感じないのに雰囲気と勢いで不要な衝動買いに走ってしまうということを防ぐことができると考えています。
ただし、良いモノ というのは 高級なモノ とイコールではありません。
ここを勘違いしてしまうと、到達するゴールがちょっとずれてしまいますので、一度しっかりと考えておきたいところです。
良いモノの意味を勘違いして高級なモノばかり買わない
確かに、高級なモノばかり買っているとすぐにお金がなくなっちゃいますから、不要なモノに囲まれた生活になりにくいかもしれませんが、そんな不経済的な状態を目指すためにこのテーマを掲げているわけではありません。
私が掲げているのは「今の自分にとっていいモノ」を手に入れるために多少の高額な出費が必要なら、購入した方がいいということです。
妥協して安いものを買った結果、使われなくなって結局のところ無駄金を払うといったお粗末な結果になるよりもずっといいです。
気に入ったモノや良いモノは長く使えますし、大切にしますから更に長持ちします。
逆に安いものや愛着の湧かないものは雑な扱いになりすぐに傷みますし、使用頻度も低くなればどうしても損です。
この考え方を取り入れるためには、もう一歩進んで 自分にとって良いものとはどういうものか というところまで言及しておく必要があります。

自分にとっての良いモノを明確にしておく
たとえばメガネ。私は普段はメガネをかけていますが、一言で言ってもメガネというのは、今はいろんな種類があります。
今の私にとっての良いメガネというのは 子供が投げ飛ばしたり握ったりしても壊れないもの であったり、 軽くて長時間の着用がストレスにならないもの であったり、医療者として清潔感のあるデザイン性 であったりします。
逆に 高価な宝石や貴金属で必要以上の宝飾 がされていたり、高級ブランドのステータス性を手に入れる というのは今の私には必要ないものです。
仮に前者を購入するのに若干高額になるのは仕方がありませんよね。大切に長く使うのですから、私なら購入すると思います。
長く使うのであれば、できればメガネそのものだけでなくてアフターサービスや壊れた時の保証なども含めて検討したいです。
逆に後者になると、その宝飾やブランドステータスに価値を見出せないどころか、 重いから着用することで無駄なストレスが生じる とか 子供に投げ飛ばされることで激しく落ち込む 、あるいは 医療者としてちょっと行き過ぎたデザインである ということになれば、購入する意味はありません。
おそらく購入しても病院で使えませんし、大事にしすぎて逆に使えないような気がしますね。傷でもついたら大変だから使えないなんて、意味がありません。
洋服でも靴でも車でも何でもそうですが、自分にとって良いモノ というのは必ずしも 高級なモノとイコールではない というのは、当たり前といえば当たり前なのです。
しかし、しっかりと意識しておかないと 高級なモノを買っておけば間違いないでしょ という安易な考えに陥ってしまいがちですので気をつけたいところです。
まずは自分の趣味・嗜好を自覚するのが前提として大切
ここまで書いた 良いモノ というのは、人によってかなり差があるものです。
誰もが持っている財布やスマートフォンも、それぞれの所有者に違った価値観があり、それに基づいて選ばれているからそれぞれに違ったものを所持しているわけです。
みんながiPhoneを持っていて、流行っているからなんとなく私もiPhoneを購入しておこうということになると、購入した後に思ったのと違うということで後悔してしまいますし、雑な扱いになってすぐに液晶が割れたり水没したりしちゃうんですよね。
そうならないためにも、自分にとって良いスマートフォンとはどんなものだろうとか、私はスマートフォンにどんなことを求めているんだろう、あるいはスマートフォンでどんなことをやりたいんだろう、、、とまで考える人はなかなかいないかもしれませんが、やはり自分オリジナルの価値観をしっかりと自覚しておくことが大切です。
自分のことをしっかりと分析して自覚しているから、モデルさんは洋服が似合うんです。いくらモデルと言っても、何を着ても似合うわけではありません。
自分を一番良く魅せるにはどうすればいいかを研究して、その答えをあらかじめ知っているからカッコイイんですよね。
思った以上に自分のことはわからないものです。一度じっくりと自分の価値観を見つめてみることで、よりストレスフリーな生活が送れるようになることでしょう。
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