マイコプラズマ肺炎に罹患した2歳半の娘の闘病記録【入院から退院まで】

      2016/10/30

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5歳までにかかるであろう病気の中に、マイコプラズマ肺炎があります。

4年に1度のペースで、夏季オリンピックの翌年に周期的に流行することから オリンピック病 なんて言われたりもしますが、近年ではその周期も崩れつつあるようです。

そして今年、2016年の秋というのはまさに流行の年だということですが、私の2歳半になる娘も例に漏れず、罹患してしまいました。

ただ、抗生物質に耐性のあるタイプのようで、もらった薬が効かなかったことと食事がとれなかったことにより、人生で初めてのレントゲン撮影や入院を経験しました。

親のほうも、それに付き添って病院に泊まり込む生活を10日ちかく経験しましたので、その間の心の中のつぶやきをまとめました。

親の勝手な判断ですべては始まった

ことの始まりは10月8日にさかのぼります。娘の体調が悪く、風邪でも引いたのかなと思っていましたが、熱が40℃近くまで上昇しました。

久々にきつい風邪を引いたのだと思い、置き薬として保存していた座薬を使用して様子を見ていました。

ちょうど体育の日もあり、連休になるため救急病院に連れて行っても解熱剤を渡されて「連休明けにかかりつけの病院へ行くようにしてください」と言われるのが関の山だと思ったからです。

座薬を使用すると、確かに娘のテンションは回復するのですが、熱は全然下がりませんでした。あとで知りましたが、マイコプラズマ肺炎に座薬はほとんど効かないようです。

連休明けの10月11日に病院へ連れて行くことにしました。

マイコプラズマ肺炎との診断で闘病生活が幕を開ける

医師からマイコプラズマ肺炎との診断を受けました。妻も私も医療に従事しており、知識はそれなりにありますから、 5歳までにかかると言われている類のものにはすべてかかったから、これが治ればひとつの区切りになるかなー くらいの軽い気持ちでいました。

ちなみに、5歳までにかかる確率の高い病気に以下のようなものがありますが、どれもがいわゆる風邪っていうものです。

参考:突発性発疹で泣きじゃくる娘に効果的な、ただ1つ対応策とは | 歳月庵

参考:突発性発疹が治った翌週にヘルパンギーナに感染した我が娘 | 歳月庵

参考:立て続けの体調不良。アデノウイルスに罹患した我が娘への対処法は | 歳月庵

ともあれ、まずは抗生物質を内服します。子供用とはいえ、抗生物質はどうしても苦い薬になってしまいますから、飲ませるのには苦労します。

まず、ミルクに混ぜてはいけません。ミルクそのものを嫌いになってしまう可能性が高いからです。

あとは酸っぱいジュースやスポーツドリンクなどの酸性の飲み物もいけません。苦味をコーティングしている膜が溶けてしまうので余計に苦くなってしまいます。

一番いいのはココアやチョコレートシロップなどに混ぜること。もともと苦いものを甘くしたようなものですから、苦い薬との相性がいいようです。

ただ、娘の場合はココアもチョコレートも与えたことがありませんでしたので、警戒して飲もうとしませんでした。

心苦しいですが、医師からは必ず飲ませるように強く言われていましたので、無理やり口に突っ込みました。

それでも何回かは嘔吐してしまったり、飲んでも暴れるため半分くらいは吐き出してしまったりと、思うように飲ませることができませんでした。

まさに格闘です。

咳がメチャクチャ出るのがマイコプラズマ肺炎の特徴です。私も数年前にかかったことがあるのでよくわかります。

腹筋しなくても腹筋が割れそうなほどの激しい咳が特徴です。ここで、抗生物質が効いていないということがわかります。全然と言っていいほど症状が軽快しません。

まぁ、ほとんど薬が思うように飲めていないのですから無理もありません。医師からは 薬が飲めないか、ご飯が食べられないようなら入院してもらう と言われていましたので、入院はこの段階で覚悟していました。

食事も服薬もうまくいかず入院を余儀なくされる

予想通り入院しました。しかし逆にこちらの方が安心とも言えます。いざという時に素人の判断で勝手なことをしちゃったり慌てふためいてしまって何もできないくらいなら、病院ほど安心な場所はありません。

妻の出産も控えていましたので、なるべく早く治って欲しいですしね。

病院はホテルではありません。狭いベッドに娘と妻が寝て、私も簡易ベッドで寝返りすらできない環境で眠る。

しかし、苦しむ娘に文字通り寄り添うことができるのですから、悪くはありません。苦楽を共にしてこその家族です。私も愚痴なんて1mmも言っていられません。

このくらいの年の子供がいちばん治療しづらいようですね。もっと小さい子なら薬も楽に飲ませられるし、もっと大きい子なら「我慢して飲む」ということができるようになります。

2歳くらいが一番難しいです。

何歳の子供でもやはり入院してレントゲン撮って点滴して自由がきかなくて、、、という状況はつらいに決まっていますが、いつものまぶしいくらいの笑顔は完全に消えていました。

つらいでしょうね。

臨月の妻への配慮も必要で神経が休まる時がない

そうそう、妻は臨月で予定日がすぐそこまで迫っているのです。娘に寄り添っていますが、うつっちゃったらダメですし、陣痛が始まってしまってもちょっと厄介です。

面倒を見る人がいつもたくさんいるわけじゃないので、妻にも娘にも付き添うということが難しくなります。

できれば産まれる前に退院したいところですが、、、。

少しでも快方に向かう兆しが見えてくると安心します。このまま良くなって欲しい。

人間って慣れるんですね。

こんなに粗悪な環境でも、普通に過ごせるようになっています。厳密には普通ではありませんが、病院から職場の病院への往復も当たり前の状況になるとなんとも思わずにできるようになりますね。

たくさん寝てはやく元気になって欲しい。

良くなって欲しいという想いが強すぎると、体温計の数値で一喜一憂してしまいます。これではダメなのはわかっていますが、どうにも止められません。

娘の心からの一言にも同じように一喜一憂してしまいます。これもある程度は仕方ありませんけど、、、ねぇ。

妻も安易な判断から受診が遅れたことを反省しているのか常にベッタリと付き添っています。

こちらから見ていてもわかるほどですが、1人の身体ではないということもしっかりと自覚してもらわないと。

酸素投与でいよいよこちらの不安もピークに

妻も私も病院で勤務していますから、数値のもつ意味というのは普通に理解できます。それゆえに心配は募っていきます。

周囲の人に話を聞くと、重症肺炎のお子さんを看病した話なども聞かれ、我が子は主治医から「重症ではない」と言われているわけですから、もっとドッシリと構えていないといけないんでしょうけど、どうしても不安が先に立ってしまいます。

食欲がないときは もやしを3本くらい しか食べないなんて日がけっこう続きましたが、ようやく食事量も増えてきました。

目に見える改善にテンションも上がります。

でも結局、最終手段の点滴を使いました。のんびりじっくりと治療していくのであれば別に使わなくてもよかったのでしょうけど、妻の出産のこともあって、急ぐ必要がありました。

妻は娘の入院しているこの病院で出産する予定ですので、産婦人科病棟の助産師さんたちもちょくちょく見に来てくれていました。

どうやらいよいよ大詰めのようですね。

はい、薬が著効しました。この時点で娘の闘病生活のゴールが一気にクリアに見えてきました。

ただ、このミノマイシンという点滴は、乳歯の下にある永久歯のカルシウム成分に沈着するのでちょっと永久歯に黄色っぽい色がついちゃうんだそうです。

長期連続投与しなければそれほど気にならないということですが、主治医の先生もできれば使いたくなかったようです。

薬の効果も、副作用も、トータルで考えてみてもやはり薬って怖いですね。こんなに病状が激変してしまうくらいの力があるんですから。

我々大人も、ちょっとしたことですぐに薬に安易に頼ってしまうというのはちょっと考えたほうが良さそうですね。

気持ちに余裕ができるといろんな視点でみえてくる

妻のお腹の子供が生まれると、しばらくはお母さんやおばあちゃんを赤ちゃんに取られてしまいます。

娘も敏感にそのことを感じ取っていて、最後に甘えておきたかったのかなーとか思います。

逆にお腹の赤ちゃんは、そんな娘をお腹の中から感じ取っていて、譲ってあげたのかなーなんて思います。

それか、今出て行ったら肺炎がうつっちゃうかもしれないから避難しているのかな?

穏やかな日常まであと少し!

ゴールが見えてくると、辛くなってきていた入院生活への付き添いにも熱が入りますね。

みんな、がんばれ!

よし!主治医から「退院」の言葉が出たら退院だ!!

こうなると、場所が病院だっていうだけで普段の生活と変わりません。娘よ、頑張ったね。

マイコプラズマ肺炎が一応の沈静化、そして退院へ

退院というキーワードが飛び交うようになってきた。

これは妻のリクエスト。廊下で主治医とばったり会って、週明けの月曜日に退院しますか?なんて言われてたんだけど、妻はそれまで我慢できなかったみたい。

妻の一押しで主治医を説得して、一応の許可を得られました。みんなで一丸となって退院へと娘を導くことができました。

通院の必要性はあるけど退院許可がでた

これで無理をさせないように自宅療養して、次回の診察で保育所へ行くことを許可されれば完治したということになりますね。

本当、娘もそうですが、周囲のみんなもよく頑張りましたよね。

やっぱり家のご飯が一番おいしいよね。

その後の診察でも問題なく治癒しているということで、登園許可が出ました。一安心です。

親の勝手な判断ではなくちゃんと専門家の治療を受けよう

今回は親の我々が猛反省しました。ちょっとしたことでも自己判断せず、病院できちんと診察を受けることが大切です。

もちろん、何でもかんでも病院頼みというのもダメでしょうけど、重症肺炎になったり脳炎を併発したりすることもあり得るのですから、ちょっとでもおかしいと感じたら自己判断ではなく専門家の診療を受けることは大切な考え方です。

娘にとっての初めての入院は、親にとっての初めての入院への付き添いになりました。普段は経験できないことをたくさん体験できましたし、この経験を同じようなシチュエーションに陥ってしまった人の役に立てられれば一番いい結果ですね。

とにかくみんな、お疲れ様でした。

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

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