
最近通っている歯医者の通院がやっと終わりました。
恥ずかしながら、私は15年ほど歯医者から遠ざかっておりまして、虫歯になっている歯や虫歯になりかけている歯を合わせると6箇所ほどの治療対象の歯がありました。
最後の通院で 歯磨き指導 を受けたときに、歯科衛生士さんから色々と指導を受けましたが、その中で興味深かったのが、
- 口腔内のトラブルはおおきく2つあること
- それぞれに解決するために適した歯磨き粉が存在すること
の2点でした。
この記事を通して、ご自分のタイプがわかり、適切な歯磨き粉に出会えるきっかけが得られるのではないでしょうか。
お口のトラブルには2種類ある
厳密には2種類のはずはありませんが、私が聞いた話では歯医者を訪れる多くの場合が「虫歯」と「歯周病」に大別されます。
そして人によってどちらになりやすいタイプなのか、ある程度は決まっているのだそうです。
よく、歯磨き粉のテレビCMで「虫歯や歯周病を予防する」なんてフレーズを聞くことがありますが、歯磨き粉にもいろいろあって、自分のタイプに合ったものを選ぶのが大切です。
虫歯になりやすいタイプはフッ素配合の歯磨き粉
私が歯科衛生士さんに言われたのは「アツシさんは歯ぐきは綺麗ですし、歯周病の予兆はありませんから、おそらく虫歯になりやすいタイプなんだと思います。なのでフッ素配合の歯磨き粉を使ってみてください」ということ。
フッ素というのは歯医者に行ったことのある人なら知ってるかもしれませんが、歯の再石灰化を促進したり、虫歯菌の活動を抑えたりして虫歯になりにくくする作用があります。
詳細は専門サイトに譲りますが、最近は歯磨き粉にも大きく「フッ素配合」とアピールしてあるものも多いので、私と同じく虫歯になりやすいタイプの人はこちらを選びましょう。
歯周病になりやすい人は殺菌作用のある成分を含んだ歯磨き粉
逆に歯肉炎などの歯周病になりやすい人は別の対策が必要です。
歯周病とは、歯と歯ぐきの間に溜まった歯垢(細菌の塊)によって起こるもので、歯ぐきに限定したものを「歯肉炎」、それ以上になると「歯槽膿漏(しそうのうろう)」になるそうです。
つまり歯周病になりやすい人は、歯磨きで歯垢を除去するとともに、殺菌作用のある歯磨き粉を使うことで、予防する効果が高まるということのようですね。
具体的にはどんな歯磨き粉がいいの?
じゃあどんな歯磨き粉を使えばいいのかということですが、私が歯科衛生士さんに勧められたのは、市販されていないような聞いたこともない歯磨き粉でした。
美容院に行くと一般的には市販されていないワックスとか勧められるのと同じようなものですかね。
もっと手軽に手に入るものはないかときいてみると、以下の歯磨き粉はどうかと勧められました。もちろんこれが全てではなく、あくまで一例ということでしたが。
基本的にフッ素だけしか入ってないとか、殺菌成分しかないような歯磨き粉はなく、普通の歯磨き粉であればどちらも入っています。
ここでは、とりあえず誰でも簡単に手に入るもので、「歯周病」と「虫歯」のどちらをターゲットにしているのかがわかりやすいものとして挙げておきます。
虫歯になりやすい人にオススメの歯磨き粉
ライオンから発売されているものですが、歯医者さんもオススメするほどのコストパフォーマンスです。ちゃんと フッ素配合 の文字が記載されていますね。
いくらいいものでもあまりに高価だとなかなか手が出ませんが、こちらは 500円+税 ということでお手頃価格となっています。
ちなみにこのようなフッ素配合の歯磨き粉の場合は、歯磨き終了後に
- 歯磨き粉を吐き出し
- 少量の水で1回だけすすぐ
というのが正しいということです。私も普段はたくさんの水で何回もすすいでいたので、最初は気持ち悪かったのですが、もう慣れました。
歯周病になりやすい人にオススメの歯磨き粉
こちらも 薬用成分配合 のライオンの歯磨き粉です。上のものと同じく 500円+税 とお手ごろ価格です。
歯周病やそこから生じる口臭などを予防する効果があるようですので、少し長めに歯磨きするのがいいようです。
ちなみに、口臭というのはほとんど歯周病が原因ということだそうですよ。
自分の歯磨きを過信せずに定期的な歯科受診が必要
おそらく誰もが、毎日欠かさず行っている歯磨きですが、真面目に磨いていてもきちんとできているかという問題とは話が別です。
仮にきちんとできていても、定期的に歯医者に行って受診することは非常に大切なことですね。
ちなみに私が今まで、歯医者に行く必要性がないと感じていたのは電動歯ブラシを使っていることへの過信でした。
私は歯磨きには電動歯ブラシを使っています。
自分ではかなり効果的に歯磨きをしていると思っていましたし、歯科受診なんて必要ないと思っていましたが、妻の勧めでしぶしぶ行ってみたところ、過信しすぎるのはダメだと思い知らされました。
あと、電動歯ブラシ専用の歯磨き粉 を使わないと、電動歯ブラシの威力を助けすぎるため歯が削れてしまって良くない結果になるということも言われました。
基本的には研磨剤があまり入っていないものがいいようですので、上でご紹介した2つは電動歯ブラシでも特に問題なく使用できます。
ともかく、しばらく歯医者さんに行っていないという人は、試しに行ってみることをお勧めします。
きっちり歯のレントゲンを撮影してくれて、それをもとに納得いくまで説明してくれて、痛みもなく歯の健康が保たれるのですから、行く価値は十分にありますよ。
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)