

皆さんは魚を好んで食べてますか?わたしは幼い頃は魚が嫌いでした。
理由は味ではなく 骨を取るのが面倒くさい から。間違えて骨ごと食べてしまって、のどに魚の骨が刺さるたびに魚のことが嫌いになっていきました。
しかしこの間、テレビをみていると目に飛び込んできたのが、なんと 骨まで食べられるあじの干物 というのがあるらしいのです。もっと驚いたのは、それが実家の近くにある小さな工場で製造されたものだということ。
テレビを観ていて誇らしくなりました。今回はすでにハワイなどの海外にもその名を轟かせている まるとっと という名の干物についてご紹介したいと思います。
知っていただけで食べたことなかった「まるとっと」という名の干物
先述しましたが、この まるとっと という名のあじの干物は何度かテレビで紹介されています。有名なところでは
- テレビ東京系『ガイアの夜明け』
- 読売テレビ『す・またん ZIP』
- 毎日放送の『林修先生が驚く! 初耳学』
とか、けっこうメジャーな番組で取り上げられているんです。
わたしが見たのは『ガイアの夜明け』だったのですが、その工場が存在するのがわたしの地元である 愛媛県東温市 だったんですよ!
そういえば、魚の匂いがプンプンする小さな工場があったなーと懐かしんでいましたが、その時は 地元にすごい工場がある ということだけを再認識してそれ以上の行動は起こしませんでした。
それからしばらくして、地元のお祭りである 「白猪の滝まつり」に数年ぶりに遊びに行った時に、運命の出会いがありました、、、妻が。
テレビ放映に食いついていなかった妻が「まるとっとブース」に食いつく

ちょっと目を離した隙に、まるとっとブース に吸い寄せられていました。
周囲のブースにある野菜の安さもさることながら、この「まるとっと」ブースの 骨まで食べられる というフレーズに食いついたんだと思います。
娘に食べさせたいのだとすぐにわかりましたが。

そして即購入です!!
味は「みりん味」、「バジル味」、「しお味」と3種類ありましたが、妻はみりん味とバジル味の2つをチョイスしました。
バジル味は番組でも紹介されていて、ハワイに売り込みに行ったとき用に用意したものだったと思います。

確かに骨がそのまま入っています。包装の外からでもゴツゴツした骨の感触が伝わってきそうです。

バジルはハワイの人の味覚に合うように、売り込みの時に持って行ったようです。みりんと同様に骨が硬そうです、、、これを食べるの!?

魚は身の部分にもカルシウムは含まれていますが、骨にも当然たくさんのカルシウムが含まれています。
骨まで食べると言っても いりこ や にぼし ではないのですから、本当に大丈夫なんでしょうか。

あじの開きを骨ごと食べる、、、ちょっと不安です。
見かけとは真逆の「柔らかすぎる骨を持つ干物」に思わず箸を持つ手が震える

とりあえずパッケージに書かれているとおり、熱湯の中に入れ10分間温めました。
どうみても骨が硬くて食べられません。でもお箸を入れてみると、、、

わかりますか?ちょっとお箸で軽く力を入れるだけで、骨が簡単に分断されました。ほとんど身の部分の硬さと変わりません。

おもしろくなって、お箸でバラバラにしちゃいました。骨が柔らかすぎて笑えるレベルですw

購入の決め手となったのは「妻の食いつきっぷり」だけではなく、わたしも試食してみてメチャクチャ美味しかったからです。
ご飯と一緒にいただきましたが、そのとき更に驚きの事実が!
なんと骨が身よりも柔らかいんですよ!こんなことってあり得るんでしょうか。身の部分は干物という割にはジューシーで、ごはんが止まりません。
妻も、娘もごはんが止まりませんよおぉぉぉ!!
異常なほどの柔らかさで思わず頭の部分まで食べちゃいました。魚を頭まで食べるってあまりないんですが、この「まるとっと」ならイケます!しかも美味しい!!
、、、すみません。感動のあまり涙で前が見えなくなったので、写真はここまでです(笑)
「まるとっと」で魚が骨まで食べられることの恩恵は計り知れない
この「まるとっと」は、実際には産官学の共同開発で生まれました。
干物の乾燥技術については 四国産業技術貢献賞 を受賞するほどのもので、そういった技術の結晶がこの「まるとっと」ということになります。
この「骨まで食べられる」ということの恩恵として
- カルシウムがたくさん摂取できる
- 高齢者や小さな子どもも安心して食べられる
- 魚嫌いを解消できる(かもしれない)
ということがすぐに思い浮かびます。高齢者は骨が弱くなりやすいうえに歯が不自由な方も多く、子どもも成長段階で必要なカルシウムが不足するのを補うことができます。
わたしのように骨があるということが理由で魚から遠ざかっている人にとっては、再び好きになるきっかけにもなるでしょう。
人気すぎて入手困難な「まるとっと」ですが、それでも試す価値あり
毎日の食卓に並べるのもいいと思いましたが、特に 贈り物 に喜ばれるかもしれません。
骨まで食べられるという意外性がかなりのインパクトですので、相手に驚きと喜びとおいしさが同時に贈れることでしょう。
ただ、テレビで紹介された影響で現在でも製造が追いつかないほどの人気の状態なのだそうで、注文から2週間くらい待つことになるということです。
また、普通の干物を「まるとっと」と勘違いして注文するという事例も多いため、注文を制限しているようです。
あまりの人気ぶりに、もしかしたら手に入れるのは容易ではないかもしれませんが、それでも一度は試してほしいですね。
国内で水揚げされた材料を石鎚山の地下水で仕込んで、技術の粋を集めて加工したこの干物の威力を語るのに、もはや言葉は不要です。
地元が誇るあじの干物を全力でおススメします。
Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0)