「自分に余裕がないと他人には優しくできない」という事実を意識すれば行動は変わりませんか?

   

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自分の心にゆとりがないと他人には優しくできないというのは、おそらく多くの人が知っていることでしょう。

ヨガにも同じような教えがあります。世界の平和を望むのであれば、自分の内側が平和でなければならないという考え方です。

でも、これを「だからしょうがない」という論法で片付け、自分の怒りや憤りを正当化してしまう道具にしてしまうのは本来の解釈と違ったものとなり、違った結果をもたらします。

自分の心が「余裕がない状態」であることを自覚する

喜怒哀楽は無意識に飛び出す感情ですが、ちょっと一呼吸してから自分の内側の感情を省みると、それらの感情に意識的に気付くことができます。

「あぁ、楽しいなぁ」

「あーダメだ、今日はイライラが止まらん」

というふうに自分の感情に意識を向けることは練習次第で可能となります。

そして、そうやって自分の感情に気がつくことができれば、その日の行いや無用なトラブルを招きそうな発言に対してのセーフティネットを張ることができるはずです。

「今日はすごく気分が晴れやかだから、娘と公園に遊びに行こう」

「会社の上司との相談は、ネガティブな意見しか出てこないと思うから明日にしよう」

という具合で、自分の心のコンディションとこれからの行動を照らし合わせて、お互いが傷つかないように配慮することができるのです。

ヨガの学びを日常生活に応用していこうとすると、こんな感じで使っていくことができますね。

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感情をそのまま包み隠さず放つのはいいことなの?

時と場合によるのですが、自分のストレスコントロールの観点からは、感情を自分の内側に溜め込むのはよくありません。

そこには必ず 無理な我慢 が伴いますし、精神衛生上良くないのは、誰でもなんとなく理解できると思います。

泣きたい時は泣けばいいし、笑いたい時には笑えばいい。

たしかにおっしゃる通りです。ただ、怒りたい時に怒ればいいのでしょうか?

哀れみたいときに哀れむのがいいのでしょうか?

私が言いたいのは、そういうことではありません。

要するに、感情を押し殺したり放出したりというコントロールではなく、それに伴って起こり得る結果や、とるべき行動をコントロールしていこうということなのです。

たとえば前述した例で言えば、イライラが止まらない状態で議論を重ねてもネガティブで攻撃的な意見しか出てこないだろうという自覚があるのなら、そういった感情を押し殺すというよりも、話し合いの機会を延期するなどして、無用なトラブルの機会を回避することが大切なのです。

これが難しければ、自分の心のコンディションを知る習慣を持つだけでも大きく対応や結果が変わってきます。

多くの人は、感情をあまりにストレートに放出するだけになっているので、円滑な人間関係を崩してしまったり、他人に不名誉なレッテルを貼られてしまい、それを気にしてまたイライラを募らせるという負のスパイラルに陥ってしまいがちです。

林の中で深呼吸する女性

感情ではなく行動をコントロールする

感情はちょっと後になってからフィードバックさせることは可能ですが、あくまで無意識に出てくるものなので完全にコントロールすることはできません。

でも、感情が相手に伝わる時って大部分が口調や振る舞いなどの無意識に出てくる「行動」によって伝わるものですから、その部分をコントロールできれば、無用なトラブルや失態は最小限に食い止められそうじゃないですか?

私もこの方法で子供との接し方を試行錯誤しています。幼い子供は敏感なので、けっこうすぐに感じ取ってしまいますが、それでも子供との関係はさらに良くなったと思います。

妻や職場の同僚に対してもこの方法は非常に有効に働いています。

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逆に相手の感情に振り回されにくくなる効果も

こうやって自分の心情をを内観するクセをつけると、人と会った時の相手の心のコンディションにも敏感に反応できるようになります。

もし相手がポジティブな感情を持っていそうなら、楽しそうな話題でテンションを上げることができますし、不機嫌そうなネガティブオーラ全開の上司に出会ったら、重要な案件の相談は明日以降に持ち越すということを、誰もが無意識にやっていると思います。

これの精度が高まるわけですね。でも、これは誰でも無意識にやっていることなんだから、それをうまく自分に対して適用できればいいっていうことなので、練習すればだれでもできると思いますけどね。

世の中には相変わらず、不機嫌な感情をそのままストレートに放出して周囲を振り回してしまう人が多く散見されます。これは自分も相手も、だれも幸せになりません。

ヨガではここから一歩進んで、自分のネガティブな感情を知った時に、心を沈めるための手段として瞑想や呼吸法というものがあります。

でもそこまでしなくても、まずは自分の心の状態を敏感に察知してとるべき行動を客観的に変えていくことから始めてみましょう。ほんの少しの心がけで、明日からあなたが生きる世界は大きく変わります。

この world peace is an inside job(世界平和は自らの内側に) という考え方を、ぜひ日常に取り入れてみてくださいね。

 - ヨガ

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