「医者いらず」と「病院にかかったことがない」の違いってわかりますか?

体温計

私は普段は病院で理学療法士として働いていますが、私の周りでは最近「初めてこんな大きな病院にかかりつけた、今までは医者いらずで、病院なんてかかったことがない」という人に多く出会います。

記事のタイトルにもありますように、「医者いらず」というのと「病院にかかったことがない」は似ているようで意味が全然違うなーと思っています。

問題なのは「病院にかかったことがない」の方ですね。

「医者いらず」とは病院で定期的に健診を受けて異常がない健康な人

「医者いらず」というのは「医者の出番はない」のような意味です。

普段から健康的な生活を心がけていて、健康診断などで医師から太鼓判を押されているような人であればコレに該当すると思います。

つまり、医療機関とはちゃんと関わりを持っていて、特に健康を脅かす状態ではないと言える人です。

でも実際には、「医者嫌いで病院を避けて生きてきたけど特に不調を感じたことがないから、やっぱり自分には医者はいらないなぁ」という意味で使っている人が多い言葉でしょうか。

「病院にかかったことがない」という人が必ずしも健康とは限らない

例えば、健康診断でちょっと引っかかるところがあって、「後日でいいのでちゃんと医療機関で詳しい検査を受けてください」と言われているのに放置していたり、そもそも健康診断そのものを受けていない人は、「病院にかかったことがない」という状態に該当します。

この場合は、異常があるけど病院受診をしていないから医師から診断名を言い渡されていない、という状態も想定されます。

いくら本当は血糖値が高い状態であったとしても、それを日常的に測っていない、そして医師から糖尿病だと言われていなければ、その人にとっては「自分は糖尿病ではない」というわけです。

それを「自分は(医師から糖尿病と言われていないから)健康だ」と解釈してしまっている人が一定数はいらっしゃいます。

もしかしたら、医師から確定診断を言い渡されるのが怖くて、未受診なのかもしれませんね。

「病院にかかったことがない」は全く自慢にならないから今すぐに健診に行くべきだよ

もちろん、その人にはその人なりの理由があります。経済的な理由だったり、仕事が忙しかったり、家庭の事情などもあるでしょう。

デスクワーク

病院を受診すれば適切な治療が受けられて、健康的で長生きができると分かっていても、病院に行けない事情を抱えている人も多くいることは承知しております。

でもみんなそうではないはずです。

早期発見・早期治療で事なきを得ることができる状態であったとしても、医者嫌い・病院嫌いという変な意地をはって受診することを拒み、末期的な状態になって病院に運び込まれて後悔するという患者さんを立て続けに経験してしまったのです。

体温計

医学の進歩とともに健康で長生きできる可能性は飛躍的に高まっていますが、それは早期発見・早期治療があっての話です。

癌だって今では必ずしも不治の病ではなくなりつつありますが、だからといって末期の状態で病院を初診で訪れても医師になす術はありません。

健康オタクになるべきだとは言いません。何事も 過ぎたるは及ばざるが如し ですからね。

でもご自身の身体に関することですから、適切にメンテナンスをして、必要があれば医療機関を受診して医師の診察を受けることはやって欲しいと思います。

病院にかかったことがない と言うのは自慢にはなりません。

特別な事情がないのであれば、ぜひ病院や医師の力を借りると言う選択肢も胸の中に持っておいて欲しいと思います。

Posted by Atsushi(@Atsushi_k0

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