稲刈りしたら天日に干す「稲木干し」の作業を惜しまないことでお米はさらに美味しくなる【百姓日記】

      2015/09/24

Pocket

毎年、稲刈りはこの時期に行います。今年もほぼ例年通りの予定で稲刈り作業を行いました。

天気を心配しながらもなんとかギリギリ降ってないからセーフです。降らないうちにさっそくはじめていきます。

前回の記事はこちら:いよいよ稲刈り始動!極早稲品種のコシヒカリを我が家では今の時期から刈る【百姓日記】 | 歳月庵

まずは稲をただ刈り飛ばすだけ

まずは稲穂を刈って刈って刈りまくります。はじめの写真にあるように、小型の稲刈り機で刈っていきます。ただ、連日の天候不良で田んぼはドロドロです。場所によっては田植えができそうなくらいドロドロですから、機械のタイヤが埋まってしまい、前に走らなくなるからうまく刈れてないところも。

うまく刈れてないと、左のように束になってない状態になります。真ん中はうまく機械にセットしてあるひもで縛ることができています。右は束ね損ねたものを去年の収穫時に残しておいたワラを使って手作業で縛ったものです。

そして「稲木干し」の行程へ

最終的にはこんな感じで竿にかけて干します。いわゆる「稲木干し(いなきぼし)」です。茎(?)のところに残っている栄養を、お米に余すことなく落としていく効果と、自然の風に当ててゆっくり水分を抜くことで甘みのあるお米になると言われています。

これをやるためにはきちんとワラが束ねてある状態にしないといけませんから、機械がミスしたものを手作業で縛っていく作業が必要なんてすが、なんせ田んぼがドロドロすぎて機械のミスが多すぎました。ひたすら手作業で縛っていき、竿にかけていきます。

田んぼもドロドロで、メチャクチャ歩きにくいから体力を奪われますが、「落ち穂」ももったいないから集めて一緒に乾かします。

よし、いい感じになりました:)

古き良き田舎の風景は癒されます

これが、私の父や祖父がこだわり抜いている田園風景です。お米もこの工程をやるかやらないかで美味しさが全く違ってきます。

私は食通ではないので細かい味の違いはわかりませんが、ご飯が異常にすすんだりすすまなかったりするのは、この「お米の味」によるものなんでしょう。

密かにうちのお米のファンだと言って、毎年一年分をまとめ買いしてくださる人もいるほどです。なんだか誇らしいですね。今年は天候不良で日照時間も短かったから心配しましたが、ここまでの工程は無事に終わりました。

あとは実際に稲こぎ(脱穀)してみないと、取れ高が去年と比べてどうだったかなどはわかりませんが、きっといい結果が待っているはず。期待して待ちたいと思います。

次の記事はこちら:我が家のコシヒカリは「稲木干し」の期間を終えていよいよ「稲こぎ」の行程へ【百姓日記】 | 歳月庵

 - 農業

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • Clip to Evernote
  •    
  • follow us in feedly
Loading Facebook Comments ...

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

田植えは手伝えなかったけど経過を見守る【百姓日記】

田植えの準備は手伝えましたが、肝心の田植えそのものは九州への家族旅行がありました …

お米は工場で作っているんじゃない!田んぼでつくっているんだよ!

昨年同様、今年も田植えだけ手伝えなかったのでちょっと気になっていましたが、今年も …

稲作農業を営む私の実家はゴールデンウィークから本格始動

私が物心ついたときからゴールデンウイークは実家で田植えです。昔は連休明けの友人た …

スーパーで買ってきた「豆苗」の育成記録(11日経過、最終日)

前回から、日当りの悪さが育成遅延の原因ではないかという仮説に基づいて場所を変更し …

田舎の稲作農家とは草刈りの毎日だ【百姓日記】

私の住んでいる地域は稲作農家を営む人が多い地域です。しかし少子高齢化の影響で後継 …

我が家のコシヒカリは「稲木干し」の期間を終えていよいよ「稲こぎ」の行程へ【百姓日記】

お米を美味しくするために我が家では手間を惜しまずに稲木干しの作業を行っています。 …

スーパーで買ってきた「豆苗」の育成記録(8日経過)

前回の記事で3日経過した時点での様子を書きましたが、その時点ではほとんど変化はあ …

猛暑が続く中、稲穂は順調に育って頭を垂れているぞ【稲作農業2016】

連日、日本列島を猛暑が襲っています。熱中症や脱水に気をつけないといけませんが、農 …

ここにきてミニトマトの成長が加速してきました【ベランダ菜園ログ】

昨日も同じ「ミニトマト」の記事を書いたのですが、恐ろしいほどの変化の早さです。色 …

苗から稲へ。順調に育っていく様子を定期報告【稲作農業2016】

田植えをしてからすでに3ヶ月が経過しようとしています。写真にもありますように、も …