我が家のコシヒカリは「稲木干し」の期間を終えていよいよ「稲こぎ」の行程へ【百姓日記】

      2017/07/15

このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

お米を美味しくするために我が家では手間を惜しまずに稲木干しの作業を行っています。

逆さまにして吊るすことで稲穂にたまっている栄養を余すことなくお米に送ることと、自然の風でじっくりゆっくり乾燥させる目的があります。

実際には雨が降ったりもしますから完全には乾かないことも多いのですが、それでも一定の効果はありますし、今年は比較的よく乾いています。

前回の記事はこちら:稲刈りしたら天日に干す「稲木干し」の作業を惜しまないことでお米はさらに美味しくなる【百姓日記】 | 歳月庵

稲木に干している稲穂を「稲こぎ」する

稲こぎする前はこんな感じで稲木に干されています。

ここから稲を稲木から外して「稲こぎ」です。ちなみに「稲こぎ」というのは稲穂からもみ殻のついたお米を外す作業です。

つまり藁(わら)とお米に分離する行程のことで、一般的には「脱穀」と言われます。

昔は人力で動かす機械を使っていましたが、今ではガソリンエンジンの脱穀機(コンバインハーベスター)を使います。

コンバインハーベスターはかなりマニアックな言い方ですが(私はこういう正式名称を調べたり覚えたりするのが好きなのでw)、一般的には「コンバイン」と呼びます。

こういうのは作業を分担するのが効率的です。1人が稲木から藁(わら)を外して、もう1人がコンバインに稲を通します。

稲が藁(わら)ともみ殻付きのお米に分離されると、藁(わら)はそのまま機械の反対側へ落ちて、もみ殻付きのお米は専用の袋に溜まっていきます。

一杯になるとブザーで知らせてくれますから袋を新しいものに取り替えます。

ここでモタモタしてると時間のロスですからコンバインや他の作業は基本的には中断しませんので、素早く取り替えますが、もみ殻付きのお米の流れも止まりませんから、正確に素早く次の袋をセットしないとお米がダダ漏れしちゃいます。

もったいないのでこの作業は責任重大です。

作業が終われば、稲木はバラバラに解体されて片付けられます。藁(わら)はすべての行程が終わった後にバラバラに刻んで田んぼにバラまきます。

こうすることで藁(わら)が肥料となり、翌年の農業のときに土がいい状態になっていきます。

ただし、この藁(わら)というのはいろんなことに使えます。

たとえばお正月の「しめ縄飾り」を作ったり、野菜作りのときに地面に敷き詰めたり(カボチャやスイカなど、直接土の上に置きたくないときなど)、稲刈りのときに機械のエラーでうまく縛れなかったときに手作業で束ねるときに使ったり、、、とにかくいろんな用途がありますので、必要な量をある程度保管しておいて、残りを刻んでバラまきます。

収穫したもみ殻付きのお米は今後どうなる

我が家では籾摺り(もみすり:もみ殻を取り外して玄米にする作業)をして袋に詰めてから保存しますが、農家によっては籾殻(もみがら)がついた状態で保存するところもあります。

籾殻(もみがら)がついたまま保存する方法だと、1〜2年くらいは新米と同等の品質を保つことができると聞いたことがありますので、かなりこだわりの強い農家はこの方法で保存しています。

しかし、籾摺り(もみすり)がいつでもどこでも手軽にできるようなインフラが整っていないため、やはり玄米での保存が一般家庭では実用的です。

ちなみに精米して白米にすることは、コイン精米機などでそこそこ手軽にできますが、精米して白米の状態で保存すると、あっという間に味が落ちますから気をつけてくださいね。

さて、我が家の稲作農業も残す行程は後わずかです。まだ籾摺り(もみすり)をする前の段階ですが、去年よりも豊作の見込みです。

しかし正式にはすべての行程が終わってみないとわかりません。楽しみにしたいと思います。

次の記事はこちら:「籾摺り」の行程を経て今年も我が家に待望の新米コシヒカリが到来! | 歳月庵

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

 - 農業

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  •    
  • follow us in feedly
Loading Facebook Comments ...

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

猛暑が続く中、稲穂は順調に育って頭を垂れているぞ【稲作農業2016】

連日、日本列島を猛暑が襲っています。熱中症や脱水に気をつけないといけませんが、農 …

実家の田植えは手伝えなかったけど、しっかり育っていることに一安心【百姓日記】

田植えの準備は手伝えましたが、肝心の田植えそのものは 九州への家族旅行 がありま …

父の語る「稲作農業を続ける理由」がカッコよかったので、2017年も田植えを皮切りに全力で支えます!

先日の代掻き(しろかき)の時は、天気が良すぎたためかなり暑くて、一気にバテてしま …

新米の味や炊くときの水加減はその年によって違うよ

ついに稲作農業の一通りの作業を終えて、新米を食べられる時がきました。実りの秋を実 …

稲こぎと籾摺りを終えて今年も新米が食べられる時期が来たよ【稲作農業2016】

今年は週末になるたびに雨が降りますから気が焦るばかりでしたが、ようやく農業もクラ …

お米は工場で作っているんじゃない!田んぼでつくっているんだよ!

昨年同様、今年も田植えだけ手伝えなかったのでちょっと気になっていましたが、今年も …

ついに収穫したミニトマトを食べてみました【ベランダ菜園ログ】

朝起きてベランダのミニトマトをみてみると、真っ赤に色づいていました。しかもたくさ …

苗から稲へ。順調に育っていく様子を定期報告【稲作農業2016】

田植えをしてからすでに3ヶ月が経過しようとしています。写真にもありますように、も …

スーパーで買ってきた「豆苗」の育成記録(11日経過、最終日)

前回から、日当りの悪さが育成遅延の原因ではないかという仮説に基づいて場所を変更し …

「籾摺り」の行程を経て今年も我が家に待望の新米コシヒカリが到来!

いよいよ我が家の稲作農業も大詰めです。もみ殻を取り除く籾摺り(もみすり)の作業に …