ライフスタイルを最適化してFIREするという生き方は終着点ではなく通過点と心得る

ライフスタイルを最適化してFIREするという生き方は終着点ではなく通過点と心得る

世の中はお金が全てというつもりはありませんが、生きていくために必要かつ十分なお金があるということは大切です。

むしろ、私たちが思い描く未来というのは、お金が必要かつ十分にあるという前提で計画されていて、計画を変更しなければならない場合というのは、健康やお金が不十分な時が多いです。

昔の日本では、お金に対して教育を受けるということはあまりなく、むしろお金の話題を避ける傾向にありました。

しかし最近では、本や動画サイトなどでお金についての知識を得る機会も増え、お金について語ることについて以前ほどのネガティブなイメージはなくなりつつあります。

そんな中で、近年ではFIREという生き方が話題になっています。欧米では以前からあったようですが、日本でもここ最近の大きなムーブメントになっています。

FIREとは経済的に独立して早期に退職すること

FIREというのは

  • Financial
  • Independence
  • Retire
  • Early

の略で、経済的に独立していて早期に引退するという意味です。

つまり、働かなくても生きていけるくらいの資産を貯めておいて、労働することに縛られずに生きていくというスタイルです。

充実した経済力があれば、おおよその困難を乗り越えられる力になりますし、将来への不安も大きく減ることになるので、すごくいい取り組みだと思います。

ただし、単純に働きたくないから働かないで暮らしていきたいとか、ただたくさんお金が欲しい、というだけの解釈では少し無理があります。

というのも、このFIREを達成するためには普段の生活で準備をしっかり行うなどの努力が必要だからです。

大きく分けて、支出を減らすことと資産を増やすことの2つに分けられ、多くのマネー本で書かれている方法も、基本的にはこれがベースになります。

支出を減らして投資にまわせるお金をつくる

支出を減らすには、節約する必要があります。

もちろん、生きていけるだけの支出になるまで極限に削ぎ落とした家計の設計にすると、その分FIREの達成は早まるのでしょうが、あまりに苦しい家計にしてしまうと普通は続きません。

それに、若いうちだからできる楽しい経験や豊かな時間をなくして、辛く苦しいものにしてしまうというのは、一体何のためのFIREなんでしょう。

あくまで、必要以上の贅沢や無駄の部分を把握して削ぎ落とし、自分のライフスタイルを適正にした状態で余力をつくり、その分を投資に回して増やすというのが、現実的なのではないかと思います。

敬遠されがちな投資にも少しずつ取り組む

支出を減らしてある程度の余剰金を手に入れたら、銀行に貯金するだけではなくて投資で増やします。

こういう考え方も、私が今までに読んできた10冊以上の節約本では共通して書かれていた考え方です。

そして投資と聞くと、株の売買を真っ先に想像すると思います。

私の両親の年代だと、株は元本割れするリスクがあるということから、ギャンブル性が高いというイメージばかりに意識が向いてしまうため、悪い行為だと言わんばかりのコメントが返ってきます。

しかし、今では投資というのはある程度は気軽に取り組めて、かつ誰もが取り組むべきというスタンダードな考え方になっています。

銀行口座にお金を預けるという方法から、証券口座にお金を預けるという状態に、時代とともに変化したというイメージでしょうか。

とは言っても、私も多くの節約マネー本を読んで実践してきましたが、この投資という部分だけは「自分にとっては関係ない分野だ」という意識があったため読み飛ばしてきました。

それくらい、投資というのは一部のお金に余裕がある人だけが行うもので、元のお金より減ってしまうリスクが伴うものだという概念が強くありました。

時代は変わり、投資は以前と比べるとかなり気軽に取り組むことができるようになっています。

むしろ、投資で増やして将来に備えるという取り組みは今後は必須になってくるのではないかという風潮もあり、これも少しずつでも取り組んでいくべきことだと思います。

節約と投資はライフスタイルを崩し過ぎないバランス感の中で行う

支出を減らして資産を増やす。

だいたいこれで十分なのですが、厳密にはもっと気をつけることはあります。

たとえば、支出を減らしてある程度投資に回せるお金ができたとしても、それで人間関係が極端にうまくいかなくなるとか、家族との生活がギクシャクしてしまうというのもよくありませんよね。

人生を豊かにするのがFIREの本質です。

将来への漠然とした不安を取り除いて軽くなった心で生きていく。

そのための手段の一つにFIREという考え方があります。

FIREそのものを目的にしてしまっては、辛い生活になる可能性が高く本末転倒ですね。

家族や周囲との関わりを不要な支出と捉えるというのは、なんとも寂しい考え方です。

必要以上の贅沢を避け、豊かな時間にはお金を使う。

この取捨選択するバランス感覚がとても大切ですね。

FIREという考え方はライフスタイルを最適化すること

私は最近、ライフスタイル最適化(Life Style Optimization:LSO)ということを心がけています。

ミニマリストが提唱するミニマリズムというものを、ほどよく自分の生活に当てはめていくようなイメージです。

ミニマリストというと極限までモノを手放して、生活が不便になってしまってもそれに慣れてしまうという印象があります。

実際、日本や世界でトップレベルのミニマリストになると、まるで住宅展示場の内覧会にでも来たかのようなモノの少なさです。もしかしたらそれより少ないかもしれません。

私は、必要以上にモノに囲まれ、自分では把握しきれないほどのモノに溢れた生活というのは居心地が悪く、生活の質(Quality of Life:QOL)が下がると思っています。

しかし少な過ぎても、生活の質は下がります。

なにより、家族がこれを認められないでしょうし、私も家族をそんな目に合わせたくありません。

なので、私がイメージするライフスタイル最適化というのは、文字通りあらゆるモノ、サービス、収支、投資といったライフスタイル全般が量的にも質的にも適正な状態を言います。

最終的にはこの適正化されたライフスタイルが、特に意識したり窮屈に感じないレベルで、バックグラウンドで実行され続けるということを想定しています。

ライフスタイル最適化にあたり参考にした本

私がライフスタイル適正化という取り組みを進めていくにあたり、参考にしている書籍を2つご紹介します。

いずれも非常に読みやすくてサクサク読めてしまいますので、その後ですぐに行動に移せます。

読んで満足するだけではなく、実際の行動に結びつかなければ、スタートラインにも立てません。

読み物としても面白いので、非常におすすめです。

ジェイソン流 お金の増やし方

投資って一部のお金持ちの人がウハウハ言いながらやるものだと思っていました。

しかし、厚切りジェイソンさんの保守的で節約志向なスタイルが安心感を与えてくれて、自分にもできそうだと思わせてくれました。

本当に読みやすいから、一気に読めて即行動につながりました。

FIREは目的ではなく、無意識に達成していたただの通過点だというスタンスが、私が目指す考え方に近いというのもあります。

具体的な取り組みの例もあり、そっくりそのまま真似するだけでもかなりFIREに近づけると思いましたので、非常におすすめです。

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より少ない生き方 ものを手放して豊かになる

お金を増やすためには投資のための資金が必要です。

しかし、無理に支出を減らすのではなく、身の丈に合った心地よい生活スタイルを構築していくことで、極端に満足度の低い支出を減らせると思います。

これが私の目指す、ライフスタイル最適化というスタイルなのですが、この本ではそっくりそのまま実現している人の考え方が学べます。

具体的な事例などもあり、読みやすい本です。

やみくもに断捨離して、不便な生活を我慢しながら暮らしているミニマリストすぎる生活はある意味ではすごいことですが、それに違和感を感じているなら読んで損はない本だと思います。

きっと、モノにあふれた生活から抜け出すヒントがもらえると思います。

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