「疲れが吹き飛ぶ」とよく言うけど別に本当に疲れが吹き飛ぶわけではないんだよ

「疲れが吹き飛ぶ」とよく言うけど別に本当に疲れが吹き飛ぶわけではないんだよ

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よく 疲れが吹き飛ぶ という言葉を耳にしますよね?

私も娘ができてからそういう経験をすることが多いのですが、現実問題として考えると、疲労が本当に一瞬で吹き飛ぶはずがありません。

結局、嬉しさや楽しさが疲労を一時的に忘れさせてくれるというだけのことですよね。

他愛もないことですが、このことについてちょっと本気で考えてみたいと思います。

実際は疲れていることを忘れるだけ

仕事から疲れて自宅に帰り、娘の満面の笑顔をみたら さっきまで感じていた疲れが吹き飛ぶ という例で考えると、疲労感 以外の 嬉しさ や 愛おしさ みたいな感情が勝っちゃうのでそう感じるんですね。

別に肉体的・精神的な疲労がなくなったわけではありません。

肉体と精神は分けて考えることは難しいです。どちらも影響を及ぼし合う関係であると言えますからね。難しい言葉では 心身一如(しんしんいちにょ) って言うらしいです。

その時は疲れが吹き飛んだように感じても、実際には疲れっぱなしということであれば、翌日の仕事に影響したり、ともすると途中で疲労感の方が勝ってしまい、八つ当たりなどしてしまいかねません。

そんなのはこちらの望むところではありませんよね。しっかりと疲れをとって、心身ともに健康な状態で娘と笑顔で接していきたいものです。

あと、逆に 娘が愛おしすぎる というのも度がすぎると、仕事を頑張るよりも娘や家族のことを優先したいという本末転倒な気持ちになる人もいるようです。これはいかん!

仕事に疲れきっているサインかもしれません。実際にそういう後輩がいますので心配ですね。

心身ともに健康になった状態で、娘や家族に偽りない愛情を持って接していきたいものです。

自分を客観的に見れるかどうかは大切な視点

「娘の寝顔をみたら、仕事の疲れやストレスなんて吹き飛んじゃうよ」なんて聞くと、なんとも微笑ましいですよね。私もそういう気持ちになることがたくさんあります。

でも、よく考えてみると 一時の感情によって本来の自分が上書きされてしまう というのは非常に危険です。

無意識に疲労やストレスが蓄積してしまい、いつか限界を超えてしまうことが考えられるからです。

そうならないためにも、自分のことを客観的に捉えることができる視点を普段から養っておくということは非常に大切です。

自動車を例に挙げると、その自動車が故障しているのか、ただのガス欠なのかが判断できないと、修理工場に運ぶべきなのか、ガソリンスタンドに運ぶべきなのかが判断できないですよね。

ガソリンスタンドでは修理ができないし、修理工場ではガソリンを売ってくれません。

話を戻すと、娘に最大級の愛情を与えてあげるには自分自身が健康で満たされている必要があると思います。

そして、自分が満たされていないのであれば、それはなぜなのかということを客観的に知ることができるから、解決策がわかるんです。

「なんとなく気分が滅入っちゃう」とか「なんだか気分が乗らないなぁ」というレベルの認識では、解決策がわからないままに、不本意ながらパートナーや子どもに八つ当たりしちゃうなんて結果をもたらします。

自分の最大の味方であるパートナーや子どもとの時間を最高に満たされたものにするために、是非とも身につけてほしい視点ですね。

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

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