積極的に楽なことを手放す、新しい断捨離の提案

職場で高齢の患者さんと話していると、今と昔ではあらゆることが様変わりしていることをひしひしと感じます。

時代の生き証人である高齢の患者さんたちは、PC、スマートフォン、車すらほとんどない時代を生きてきています。

生活が便利になるということは、ライフスタイルが楽な方へとシフトしているということとほぼ同義語のようですが、それは違います。

我々は便利になった文明の利器を、楽をするための手段として使っているだけに過ぎないのです。

便利さに甘えすぎてはいけない

たとえば自動車。遠くに人や物を短時間で運ぶのに、自動車は必要不可欠な手段です。今の文明は自動車の上に築かれているといってもいいでしょう。

これは、100m先のコンビニに行くために生まれたものではないですよね。

わざわざすぐそこの見えているコンビニにお弁当を買いに行くためだけに自動車を使うという人の話を聞いて愕然としました。

そんなことのために自動車を使っていたら、身体はどんどん衰えてしまい、いろんな病気にかかってしまいますよ。

現代社会では便利さをあえて手放すことが必要

糖尿病の患者さんにはこんなことをお話ししています。

電車に乗るときは1駅手前で降りて歩いてみましょう

エレベーターの代わりに階段を積極的に使いましょう

通勤を自動車から自転車にかえてみましょう

わざわざ便利な手段を手放すことで、活動量を高めるということを提案しています。自宅で運動する時間を確保するのはけっこう大変でハードルが高いですからね。

意識的に身体を使うことは楽じゃない

マラソンやヨガなどのフィットネスブームに乗っかって、よく本格的なウェアに身を包んで走っている人をみかけますし、ヨガマットを持ってスタジオに向かう人もよく見かけます。

この便利な世の中で、わざわざ疲れることをやるというのは、そうやって楽を手放すことを意識的に行わなければ、自分の身体の健康を保てないということに気がついているからです。

いわば、楽なことを断捨離する ということですよね。

もちろん、楽を手放すわけですから楽じゃないですよ、文字どおりにね。

でもこれは絶対に今後、必要になってくる考え方です。別に自動車に乗っていても、自分が時速50km/hでダッシュできるようになったわけじゃないですよね。

エレベーターで5Fまで数秒で上がれることは、あなたの力ではないですよね。

便利さを自分の能力だと勘違いして当たり前に使いすぎていると、最終的には椅子から立ち上がるという本当に基本的なことすら、自力では困難になるのです。

よし!今から運動しよう!

なにかひとつでもいいから、健康のために楽を手放してみませんか?

ほんの些細なことでもいいから、意識を変えてみませんか?

今や楽なことや便利なことを断捨離する時代に突入してきました。断捨離ですから、何でもかんでも手放してミニマリストになる必要はありません。

自分が甘えすぎていることをちょっと手放すことは、数十年後の自分への投資であり、プレゼントでもあります。

それは今、この瞬間から始めなければ手に入りません。何十年も経って、困り始めてから準備しても遅いのです。

やるなら今ですよ!

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