履歴書から学ぶ「自分のことを知るために自分に問いかけてほしい8個の質問」

      2015/09/20

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人間は自分で思っているほど自分のことをよく知らない生き物です。自分は本当はどのような性格の人間なのか、自分が本当にやりたいことはなんなのか、どんな仕事や趣味が自分に合っているのか、、、、時には他者からの指摘で気づくこともあるでしょう。

今後の人生をより良いものにするためには、まず本当の意味で「自分を知る」ことが必要です。専門用語で自分を客観的に捉えることを「メタ認知」と言います。でも、具体的にはどうすればいいのでしょうか。ただ闇雲に悩んで考え込んでいてもなかなか答えは出ませんよね。

そこで、自分の奥底にある「まだ見ぬ自分」をあぶり出すための身近なツールとして活用できるのが、おそらく社会人の皆さんは一度は書いたことがあるであろう「履歴書」です。私も約10年前に使ったのが最後ですが、今一度この「履歴書」があなたに問いかけている質問に答えていくことで、あなたが本当に知りたいことが見えてくるはずです。

今回は代表的な8つの質問について、それぞれどのように答えていけば今後の自分に活用していくことができるのかをご紹介します。

1.学歴

ここではどんな学校を卒業したとか、どんな学部・学科に進学したのかということを答えるのではなく、その当時の状況を思い出してみましょう。親しかった友人のことや、体育祭・部活動などのイベントなどで、あなたが覚えているエピソードなどを書き留めてみましょう。多感な時期に影響を受けた友人や先輩、その時起こった出来事などは、確実に今のあなたに多大な影響を与えているはずです。

「◯◯君は優しいね」とか言われていて、「そんなことないよ」とか言って照れてることが多かったとしたら、今のあなたは「そうか、自分は優しい人間なんだな」と客観的に自分を見つめましょう。先生や後輩から信頼され、いろんな仕事を任されていたというなら「自分は面倒見が良く、部下から慕われて、上司からの信頼も厚かった時期が過去にあった」という自分の実績を素直に受け入れましょう。

逆に「時間にルーズで、寝坊していつも遅刻していたな」というネガティブなエピソードを思い出したのなら、その影響は今も自分の生活のどこかに残っているのではないでしょうか?残っていないというなら、それは今のあなたが成長したという証です。素直に受け入れましょう。

ただ、ここではとりあえず思いつくものを全て書き出すということに専念して、意味を考えるのはまた後で。

2.職業

最終学歴以降、同じ仕事に従事している人や、職を転々としている人など色んな人がいると思いますが、ここでは前述した「学歴」、つまり学業に専念していた時期以降の自分について、同じようにイベントや交友関係を思い出してみましょう。多感な学生の時期に形成された自分が「学生」という縛りから解放されて、ある程度の「自由」と「責任」を得た時から今に至るまでのエピソードを思いつくまでに書き連ねてみましょう。

学生の時と同じように「◯◯君はやさしいね」と言われていますか?もしそうではなくなった(やさしいと言われなくなった、もしくは冷たいと言われたことがある)というなら、それはいつからですか?どのような出来事がきっかけで変わってしまったのですか?

繰り返しになりますが、過去の自分は今の自分を映し出す鏡のような存在です。多少の変化はあったとしても、根本的な人間性がガラリと変わってしまうということは、そうそうあるものではないと思います。もしかしたら日々の業務に追われて心身ともに余裕がなくなり、他者に思いやりをもって接することが難しくなっているだけなのかもしれません。ということであれば、変われる(というか戻れる)可能性があるということになりますね。

3.趣味・特技

これも履歴書ではおなじみの項目です。前例にならって、思いつくものを全て列挙します。私の場合ですとこうなります。

  • テニス
  • スノーボード
  • フットサル
  • バレーボール
  • ブログ
  • 読書
  • バイク、ツーリング
  • ソフトボール
  • 旅行
  • 食べ歩き

ざっと挙げただけでもこれだけあります。多分もっとありますがスペースの関係でここでやめておきます。本来は全て書き出します。

これだけ見てみても、スポーツ系の項目が多く、大人数でワイワイ楽しめるものが多いですが、ブログやツーリング、読書など一人でも楽しめるものもあります。基本的には大人数でワイワイ楽しむことが好きだけど、たまに一人で何かに没頭できたり、考えを巡らせる時間も確保できているということになりますね。

さらに書き出した順番も大切です。「趣味・特技」と言われて最初のほうはサラサラとかけると思いますが、後半になると自分が今までに行ってきた経験や記憶を掘り起こしてこないと書けなくなってきます。このように自分について深く注意を向けて考えるということが履歴書を用いることで可能となるのです。

4.アピールポイント

就職活動の時に書くことは、「本音と建前」が交錯しています。おそらくネガティブなことは書かないでしょう。ここでは、、、やはり本音を重視します。ただ、明確に項目を分けるべきでしょう。つまり「アピールポイント」と「ウィークポイント」を設けて両方書いてみます。

基本的に人間は自分を守ろうとして、自分の弱みや弱点は目をつぶりたがる傾向にあります。逆にネガティブ思考な人は、弱みや弱点ばかりに目を向けてしまい、せっかくの長所をネガティブな理由で塗りつぶしていることが多いです。

パッと思いつくような表面的なことをたくさん書いていって、ボールペンが止まった時からが重要です。自分の頭の中から「しぼり出された」内容は、あなたが普段はあまり意識しないような新しい自分に気づくきっかけとなるでしょう。

5.資格・免許

これは自分の強みですね。基本的に資格や免許は何の努力もしていない人には手に入らないもののはずです。勉強や練習などの「努力」や「頑張り」の過程を証明するものが資格や免許のはずですよね。これはすなわち、あなたが今までの人生で「努力して勝ち取ったもの」です。

「努力すればそれに見合ったものが得られる」というキレイごとは通用しない、社会とはそれほどキレイにはできていないというのもまた事実ですが、逆に考えると「頑張ったって何も得られない」ということばかりではないということです。「資格・免許」はその証明でもあります。

たくさんの資格や免許を持っているなら、それらを前述した「趣味・特技」のように列挙してその共通点や傾向を探ります。自分が得意な分野や好きなことを、意外なところから知ることになるかもしれませんね。

6.健康状態

特に大きな病気や怪我の後遺症などを持っていない人であれば、「良好」などと記載することが多いでしょう。ここでは、本来であれば書く必要がないと思われがちなごくごく小さなことでも構いませんので書いていきます。

例えば、「マスクを長時間にわたり着用していて耳が痛い」とか「車酔いがツラい」とか「爪を切るときにいつも深爪してしまう」とか、、、。

身体と心(精神状態)は非常に強く関連しており、分けて考えることはできません。普段は怒るようなことではないのに、やけにムシャクシャしたり、彼氏や彼女からの優しい一言にムカッとしたり、寝る前にはとても腹が立っていたのに翌朝になると「なんであんなに怒ってたんだ?」と不思議に思ったり。

なるべく小さなことでもいいので書き出して把握しておきましょう。もしかしたら冷静な判断が下せていないとか、職場に敵が多いのはこのような「小さな不健康」が原因かもしれません。原因がわかっていれば対処の方法も自ずとわかってきますからね。

7.得意な学科

得意な科目に加えて「好きな科目」も書き出してみましょう。

一般的には、文系は感性や想像力を要求されることに優れており、理系は論理的な思考に向いていると言われています。私の場合は高校生1年生の時に担任だった先生に勧められて理数系に進みました。よく考えたらこの時に「自分はどちらだろう」って考えずに教師の言うことを鵜呑みにしたことを思い出します。

結果的に私はこれで間違ってはいませんでしたが、得意な科目や好きな科目を書き出してみると、それらが混在していることもあります。例えば、生物や化学、数学のテストの点数は高かったけど、英語も好きだった、など。

点数がとても悪かったのに「好きだった」というのはあまりないかもしれません。好きなことは自然と点数もついてくるケースが大半だと思うからです。でも社会に出ていろんな経験をすると好きなことも変わってきます。私は上司からの勧めて本を読むようになって、すっかり本好きになりました。今なら現代文とか古文の授業を受けても学生の時とは違った気持ちで取り組めるはずです。

自分の「思い込み」で可能性を消してしまわないためにも、再認識の意味を込めて書き出してみましょう。

8.志望動機

履歴書を書いていると、場合によってはここが会社に対する「アピールポイント」と捉えることもあるのではないでしょうか?とすると、これも「建前」だけになってしまっている可能性もあるし、言いたいことを端的に記載するために言葉や細かなニュアンスを省略して書いていることもあるかもしれません。なぜ今の職場を選んだのか?前述した7つの項目で出てきた答えを踏まえても、この「志望動機」の項目に同じことが書けるのか?ということを自分に問いかけます。

「履歴書にはこのように書いて提出したけど、本当はここの会社でこれがやりたくて就職したんだ」ということがあるなら正直に書いてしまいます。大丈夫、別にもう一回提出するために書いているわけではないのですから。

本音を書けば、文字通りそれが自分の本当の気持ちです。本当に自分がやりたいこと、興味があること、自分の適性を見極めて考えても合致するということがわかれば、行動に移すことも可能です。知らなければ行動には移せませんからね。

まとめ:「自分」という会社に就職するための履歴書を書いてみよう

基本的に履歴書というのは今までの自分の経歴を書面化するものですが、書き手の主観や会社へのアピール目的による若干のニュアンス変更などが盛り込まれている可能性があります。

しかし、今回ここで書いている履歴書は別に誰かに提出するものではありません。あくまで自分で書いて自分で使うためのものですから、正直に細かく書かないと意味がありませんし、そうすべきです。

こう書くと「会社に提出する履歴書は嘘や偽りばかり」という印象を持たれますが、そうではありません。どうしてもある程度決まりきってしまっている「書き方」というのが存在しますので、その「型」を極端に外してしまうと、「コイツは常識がない」というふうに捉えられてしまいますので、ある種の作法に則って書いていることが多いです。

普通の履歴書には書かないような本音を飾ることなく書いていくことで、自分の無意識の部分に隠れてしまっている本来の自分を見つける手がかりになるはずです。こんな便利なツールが身近にあるのですから、使わない手はないですよね。

「自分はこんな人間なんだ」という固定観念や、感覚に頼った自分へのイメージだけでは見誤ってしまいがちな自分の可能性を発掘するために、履歴書をこのように使って見るのはいかがですか。

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