医療従事者であれば忙しい時こそ笑顔でいられる努力が大切

      2017/07/18

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bsOZ85_shijiwosrudansei20140321160044.jpg 以前に職場(病院)の後輩からこんな相談を受けました。

内容は「病棟の看護師さんが怖くて、患者さんのことについて質問したいけどできません。どうしたらいいでしょうか?」 というものでした。

具体的に看護師の名前を聞いて不思議に思いました。私は何度もその看護師と会話を交わしていますが別に私はその人を怖いとは思ったことはありませんでした。

人は忙しすぎると余裕がなくなって人格が変わる

おそらくどこの病院も(おそらく病院以外の職場でも同じだと思いますが)、人は異常なほどの忙しさに見舞われると普段の平静が保てるだけの心の余裕がなくなってしまいます。

もちろん私もこのような経験がありますし、誰しも同じことだと思います。

病棟看護師さんは患者さんの入院生活を預かる立場ということもありますし、この看護師不足のご時世ですので毎日が多忙を極めているのは普段から見ています。

かなりのストレスを感じながら日々の業務に追われているところをみると、心が痛みます。

でもそれがその人の全てではないということも念頭に置いておくべきでしょう。我々は職場というコミュニティーに属しているわけですから、その人については職場での関わりが主になります。

よほど深い付き合いをしていない限り、その人とは白衣と白衣との関係ということになります。

プライベートな時間では穏やかな人物

その看護師は男性です。私が今の病院に入職してからの付き合いですので、プライベートでの関わりも多少ありますが、その時は別に怖いとは感じません。

ただし、確かに超多忙な時間帯は顔つきや対応がガラッと変わっているようです。普段の優しく親身になって患者に接する彼とはちょっと違い、ものすごく尖った強いオーラを感じます。

ただしその状態を見て怖いとまでは思いません。「あぁ、いそがしいんだなー」と心中を察するくらいです。

確かに私はそんな時は、急を要することでなければ時間を改めて話しかけるようにしてます、おそらく無意識に。

誰しもそんなに多忙なタイミングで、いつでもいいような質問を投げかけるなんてことはせずに配慮するのではないでしょうか。

後輩へ:質問するタイミングを考えていますか?

新人職員であるがゆえに空気が読めなかったということも原因の一つでしょう。ひと段落したときに質問するなどの配慮ができれば一番良かったのではないかと思います。

なので冒頭で書いた、新人からの相談に対する答えはこうです。

「誰しも忙しすぎると気が立っていたり、心に余裕がなくなることがある。あの看護師さんは普段は本当に優しい人だから、一番最悪な彼の姿だけをみて、それが彼の全てだとは判断しないでほしい。

もし急ぎの用事でないのなら、忙しさが少し落ち着いてから質問するなり、電子カルテのメール機能を使って連絡することで、落ち着いてPCに向かうことができる状態になってから返事をもらうなどの方法で対応してみてはどうだろう」

看護師へ:忙しさを理由に優しさを忘れないで

もちろん多忙なときは我を忘れてしまいます。ただ、今の病院で働いていてすごく気になるのが、その余裕のなさを患者さんにぶつけたり、他の職員にぶつけたりと、全く隠そうとしない職員がけっこういるということです。私の病院だけかもしれませんが。

これは私の持論ですが、 気心が知れた人ほど礼儀を忘れてはいけない と思います。隠しきれなくてもいいので、余裕のなさを隠そうとしてほしいのです。

少なくとも患者さんはその職員が忙しいとか忙しくないとか、そんなことは知ったことではありません。

「そんなこと言っても忙しいものは忙しいし、お前は本当に忙しい経験をしたことがないからそんなことが言えるんだ!」のような意見が返ってきそうですが、そんな時こそ優しさを忘れないでほしいと思うのです。

忙しいとわかっていて質問しても、笑顔で応えてくれる看護師や他の医療スタッフに出会うと、同じプロフェッショナルとして敬意を表します。

後輩の新人職員には最悪でも、病気や怪我で床に伏している患者さんにはそんなネガティブな感情を悟られまいとするような、意識の高い医療者であってほしいと思います。

追記:

この記事を読んで気分を害したという方がいらっしゃいます。あくまで私の勤める病院での出来事について、私の主観に基づいて書いております。

気分を害された方は、おそらく私の意図したこととは別の方向に受け取られた結果ではないかと考えます。今後は誤解を与えるような表現を慎んで、適切に相手の心に届くように配慮してまいります。

大変申し訳ありません。

 - 医療と健康

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