
昨今の健康ブームにより、街を歩いていてもジョギングしている人、スポーツタイプの自転車に乗ってトレーニングしている人、公園でヨガしている人など、実に多様な光景を目にすることが増え、数年前とは全然違うということを実感します。
そういう私も、ヨガをしていたり筋トレしていたりと、自分の健康には自分で責任を持とうというスタンスで自分と向き合っています。
そういう視点で考えた時、私が今まで行ってきた筋肉トレーニングというのは少し違う気がしていて、大幅な軌道修正を決断しました。
結果的に、今のところは順調に良い成果が出てきつつありますので、詳細をご紹介します。
高負荷でのマシントレーニングがどこまで生活を豊かにするのか

私はもうかれこれ10年くらい前から、マシンを使用した筋力トレーニングを実践しています。
途中で中断してしまった期間もありましたが、かなり高負荷でトレーニングでしていました。
なかには100kg近いウエイトを唸り声をあげながら持ち上げ、トレーニング後にはプロテインを一気飲みなんていう日々を送っていた時期もありました。
もちろん、それによる小さな怪我もありましたが、それほど深刻な状況になることもなく、(本当に緩やかにではありますが)筋肉が大きくなっていく自分の肉体に喜びを感じていました。

自分で言うのもアレですが、こういった分野においての職場での私の影響力は非常に大きく、私の職場では先輩や後輩ですらプロテインを飲むことはもはや常識となりつつあります。
トレーニング、けっこう流行っているんですよね。
ただ、故障する人も出てきています。たとえばものすごく猫背の人が、昔ラガーマンだったということで異常に重いバーベルを使ってトレーニングしているんですよ。
一応の忠告はしたのですが案の定、残念なことに肩関節に痛みを訴え始めました。
トレーニングをする人にはいろんな目的や想いがあります。
美しい肉体美を手に入れるため。
競技で良い成績を収めるため。
自分自身を極めるため。
セックスアピールのため。
健康診断対策のため。
昔の怪我のリハビリのため。
などなど、他にもいろんな想いがあってトレーニングしていると思いますし、その動機そのものは何であってもその人の自由だと思います。
ただ、健康を害するほどの高負荷のトレーニングをしている理由が「健康のため」では本末転倒です。
そう思った時に、私は何のためにトレーニングをしているのかということを自分自身に問いました。
長期にわたってトレーニングを継続するための環境を手に入れるには?
たとえば、写真にあるようなマシンを使える環境というのは、今となっては非常に手軽に手に入ります。お金を払ってジムに通うだけで同じ環境が手に入ります。
ただ、私が実家で生活していたときにはそれはちょっと違っていて、最寄りのジムに通うためには自動車で12kmくらい走らないといけませんでした。
通勤に自動車で1時間かかっていた状況で、仕事帰りにちょっと寄っていくということになると、少し厳しいなと感じていました。
今では愛媛県の松山市内に住んでいますから環境はいくらかマシになりましたが、家事や育児に積極的に関わる今のライフスタイルだと時間的な制約もあります。
物質的な環境が整っていても時間的な制約がありますから、こちらもなかなかに難しいです。
せっかくジムに通えても、30分くらいしかトレーニングできないのであれば、下手をすればウォーミングアップで終わってしまいかねませんからね。

また、簡単なダンベルやゴムチューブなどの器具を購入することも考えましたが、それよりもっと効率的にお金をかけずに鍛える方法として、自重での筋トレを行うことにしました。
自重トレーニングを極めることで健康的な肉体を手に入れる
自重トレーニングと聞くと、高負荷がかけられないというイメージから 筋トレ初心者向け という印象があるかもしれません。
でも、高負荷でマシントレーニングしている人のなかで、どれくらいの人が片手で腕立て伏せできますか?
自重トレーニングを鼻で笑う人の何人くらいが片手で懸垂できるのでしょうか。
もちろんボディービルディングの観点からはある程度までいくと、どうしても自重だけでは無理だと思います。
でも、健康的で実用的な肉体とパワーを手に入れるだけであれば、自重トレーニングを極めていくことはすごく理にかなっていると思います。
という理由から、自重でのトレーニングで筋トレを継続することを思いつきました。
これなら、自宅でできるし、家事や育児の隙間時間も有効活用できます。
子どもを寝かしつけて家事を終え、自分の時間が30分だけでも確保できれば、計画をしっかりと立てれば各筋肉を追い込むことが十分に可能です。
もちろん、ジムに通うことで周囲の人から刺激をもらえたり、トレーニングが億劫な日でもジムに行きさえすればスイッチが入るという人もいるでしょう。その点で言えば、自宅での筋トレというのはある程度の意思の力が必要かもしれません。
でも、私に残された道がコレしかないのであれば、嫌だろうが億劫だろうが実行するしかありませんよね。
論より実践です。まずは継続して実践し、成果を示したいと思います。
食事量のアップで体調を崩さずに理想の身体に近づいていこう
私はよく風邪をひきます。おそらく、食事量が足りてないのに筋トレでエネルギーを消耗しすぎて、菌やウイルスに対抗できていなかったのだと思います。
ハードなトレーニングでバテてしまって食事が十分に摂取できないということで、「食べられないなら飲めばいい」という観点から、今までもプロテインなどの栄養補助食品をかなり利用していました。
ただ、かなりいろんなプロテインを試したり、量もかなりギリギリまで調整して飲んでいましたが、それほど効果を実感できませんでした。
それどころか、最近になってプロテインに含まれるトリプトファンによる蕁麻疹なども経験しました。
なのでプロテインはしばらく封印して、当面は食事量のアップで不足している栄養を確保しようと思っています。
細かな栄養学を学んでいるわけではないので、そういった計算はできませんが、とりあえず量を増やすことで効果を検証していこうと思います。
もちろん、筋肥大に必要な栄養素以外のものも増量しますから、マッチョになるというよりも太っちゃったりするんだろうと思います。
でも、ボディビルダーだってまずは食べまくって身体を大きくしてから、トレーニングで絞るという方法をとっている人も多いようですし、私はとにかく何でも食べないと大きくなれないというふうに思っています。
理想的な自分を具体的にイメージして具現化する
私の理想は、無理をせずに生涯にわたって継続可能なトレーニング であり、それによって 男性らしい適度な筋肉 を備え、見かけだけでなく子どもの運動会で活躍できる程度の 実用的な筋肉 を得ることです。
それを手に入れるために限度を超えたハードなマシントレーニングや、安心感を得るだけのためのプロテインの過剰摂取というのは、今の私では健康を害するだけで得るものがないというのを身をもって経験しました。

実はもう実践しています。
今のところは順調に体重を増加させ、体脂肪率の過度な上昇を抑えられているように思います。
高負荷のトレーニング用マシンや高価なプロテインの過剰摂取がなくても、日々の食事や自重トレーニングでも成果を出すことは十分に可能ではないかという手応えを感じています。
ストレッチやヨガも継続しつつ、どこまで理想の自分に迫れるかが楽しみです。