4歳の娘が自転車に乗れるようになったその練習方法とは
2019/01/04
うちの娘は飽きっぽい上に、困難からすぐに逃げてしまいます。
まぁ、自転車に乗れないうちは楽しくないから大体の子どもさんは好んで練習したいとは思わないかもしれませんけどね。
でもついに乗れるようになりましたので、気をつけた点などをご紹介します。
3歳の頃から練習開始
ちょうど3歳の誕生日におじいちゃんからプレゼントしてもらいましたから、約2年くらいかかりました。
と言っても、練習に使った時間はかなり少ないです。
子どもですから、楽しくないことはやりたくないって思いますよね。
それでも親が練習に誘いつつ、しつこくならないように意識を向けさせるように心がけました。
補助輪は必要か?
結論から言うと、私の娘にとっては必要でした。その理由として、恐怖心を取り除いて、ペダリング動作とブレーキに意識を向けるためというのが挙げられます。
ペダルをこいで進むことを学ばせる
最初は親が介助する棒がついた状態でしたので、ショッピングモールにある子どもが乗れるタイプのカートと同じようなものでした。
つまり、子どもはただ乗っているだけで、親が走る・曲がる・止まるの動作を全て行う状態です。
それらの動作のうち、ペダリング動作で進むことを、ブレーキで止まることに集中させることを考えました。
ブレーキは乗り物ならまず最初に使い方を学ぶべき
特にブレーキはあらゆる乗り物でまず最初に学ぶべきものだと思いました。止まれない乗り物ほど怖いものはないからです。
これらの動作に加えて、バランスをとりながらというタスクが入ってくると、私の娘の場合はまず無理だと考えましたし、実際に無理でした。
ブレーキなんて全く意識が向けられないほどいっぱいいっぱいでしたので、補助輪は必須アイテムでした。
曲がるのは難易度が高い
自転車に乗れるようになったと言いましたが、まだ転倒せずに直進することしかできません。
曲がるというのはかなり難易度が高いと思われましたので、まずは比較的難易度が低い直進にフォーカスした練習をしました。
いずれ曲がれるようになるような練習も考えないといけませんね。
プロテクターは必要?
転倒することで、何かを成すためには痛みを伴うと学ばせるという人もいるでしょう。
でも、私は転倒して女の子に大きな傷をつくるのは防げるなら防いだほうがいいと考えています。
更に、転倒しても痛くないような環境であれば、娘の恐怖心も和らいで自転車に向き合ってくれる機会を作りやすいし、より積極的にバランスが不安定な領域に飛び込んでくれると考えて購入して装着させました。
マストアイテムではないのでしょう。私も幼い時はプロテクターなんて持っていませんでしたし、妹だったそうです。
でま今はいいものがあるので積極的に使っています。
スピードは速めで練習する
転倒したら怖いし自信がないし、、、
ついついスピードをゆるめて練習しがちですが、自転車のようなバランス動作はある程度の速度があった方が安定しやすいです。
補助輪を使ってビュンビュン走っている時のように、ある程度スピードに乗った状態で練習させた方が上達は早いです。
親が介助してある程度のスピードに慣らす必要がありますので、手伝う親の側がめちゃくちゃ疲れるのはいうまでもありませんね。
目線を上げるとバランスはとりやすい
スピードの件と同じで、恐怖心があったり自信がない時は、無意識に目線が下がって下ばかり見てしまいます。
ただ、我々人間は周囲にある垂直のもの(電柱とか家の外壁など)と自分の中にある垂直の感覚を照合して、体が傾いたとか回転しているとか判断しています。
つまり、周辺視野にでもいいので垂直のものが視界に入っていないと、自分が転倒しそうなのかバランスがちゃんととれているのかを判断できないため、難易度が格段に高くなってしまいます。
目印になるものを見つけるとか、親が立っておくなどして、そこに向かって下を見ずに進むということを練習する必要があります。
でもそこが難しいんですよね。子どもですから特に、頭では理解できても無意識に下を向いてしまいます。大人でもそうなりますからね。
勢いに乗せるところを介助してあげよう
私の娘の場合、親が自転車を介助するのは、バランスに対してではなく、勢いをつけるところでした。
バランスは子どもが自分で、キックバイクのように足でこいで練習していれば自然ととれるようになってきます。
補助輪を外してしばらくすれば、ある程度のスピードでキックできるようになるのですが、それでもペダルに足を乗せてこぐ際のスピードが十分でないからなかなか上達しないと考えました。
なので、最終的には補助輪なしでペダルをこいで進めるようになる直前の時期は勢いをつけるのを助ける感じでした。
ここまでくればもう自転車に乗れるのは時間の問題ですね。
最終的な結論は「焦らなくてもいずれは乗れるようになる」
親の心配としては、うちの子は本当に自転車に乗れるようになるんだろうか というものが一番に挙げられます。
でも、二足歩行できるバランス能力、バランス学習能力があるのなら、ほぼ100%乗れるようになるでしょう。
それでも効率のいい練習というのは存在するかもしれませんが、子どもそれぞれに個性がありますから決まりきった練習方が必ずしも当てはまらないこともあるでしょう。
我が家の場合は、
- 補助輪・プロテクターを使用して、バランスを気にせずペダリング、ハンドリング、ブレーキ(走る・曲がる・止まる)を自信を持って扱えるようにする
- 補助輪を外して足でこがせ、最終的には自分の足で行うキッキングで勢いをつけて、足を上げたまま進める距離を伸ばしていく
- 勢いをつけるのとバランスをとることを介助してペダリングで進む感覚を覚えさせる
- 徐々にバランスをとることを子どもに任せる
- 最終的には勢いをつけるところも子どもに任せる。すると、最初は足でこいで途中からペダリングで進む感覚を覚える
といった感じになりました。
いかに興味を持たせるかが一番大切で大変かも
子どもに限らず、好きだったり興味があることは放っておいても努力しますし、すぐに上達するはずです。
どうしても簡単にできないし、転倒したら痛いというネガティブな面だけが前面に出てきてしまうので、子どもは最初はなかなか練習したがらないと思います。
私も、散歩中に自転車に乗っている人を見かけては「あの人は上手に乗れて楽しそうだなぁ」とかポジティブな話題を話してみたり、実際に自転車に乗って見せて興味を持たせることを行いました。
それでも興味を示さなかったり、なかなか練習したがらない場合は、あえて子どもと自転車の間に距離を置いてみて、無理にやらせないことも大切です。
子どもは特に理論ではなく感情で動きますから、嫌なものだと認識したらしばらく練習してくれなくなりますからね。
「焦らなくてもいずれは乗れるようになるんだし」くらいにのんびり考えていた方が親と子のお互いのためなのかもしれませんね。
Posted by Atsushi(@Atsushi_k0)
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