再考すべきデジタルとアナログのメリットとデメリットは

      2017/07/07

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アナログとデジタルは適材適所で使い分けていくことが大切で、何でもかんでもデジタル化していくことは、逆に作業効率やQOL(Quality of Life:生活の質)を低下させるのではないかと以前から提唱してきました。

最近になって、特に周囲に対してアピールしているわけではないにもかかわらず、職場でも案外に手書きの魅力が再発見されてきています。

職場の新人へのレポート提出も手書きを推奨していく様子で、私の新人時代とは大きく変わっていきそうですが、手書きのレポートを推奨する指導者のその理由としては「PCで書いても覚えられないから」だそうです。

デジタル化することの意味やメリットを再考する

デジタルデバイスは人間の脳の代わりとして優秀です。私が現在デジタル化していることとしては以下のものがあります。

  •  Evernoteにペーパー管理しなくてもいいものを保存する
  •  スケジュール管理やタスク管理も専用アプリで行っている
  •  音声入力やスキャナアプリでテキスト入力や検索もいい感じ
  •  暗証番号も覚える必要は無い
  •  それらをクラウドサービスを使ってどこでも取り出せる

また、デジタル化するということとは掛け離れるかもしれませんが、アナログ(または手動)でできるのにデジタルデバイスに頼っていることとしては以下のようなものも。

  •  計算は暗算でできるようなものでも電卓アプリを使っている
  •  以前は地図を広げて旅をしていたが、今はMapアプリにナビまでさせている
  •  健康管理までできるようになっている

このようにデジタル化、自動化されているものはたくさんあります。

でもそれらは人間の能力そのものを高めるわけではありません。それらのツールを使いこなす能力が向上しただけで10桁の計算が一瞬でできる能力が備わったわけではないのです。

自動車の免許を取得したからといって、自分の脚で陸上のトラックを時速100km/hで走れるわけではないということと似ています。

デジタル情報は記憶に残りにくい

病院でも電子カルテ化されていますが、患者情報をとっさに思い出せないことも多いです。

以前のように紙カルテで運用していた時には「カルテにこのようなことを書いた」という記憶さえも鮮明に頭に残っていましたが、今では全く思い出せないため、患者対応の前にカルテをチェックする手間が増えたように感じています。

それ以外の場面でも、走り書き程度にメモしたことの方が記憶に残っていることが多いのです。

逆にデジタルだと、患者の前回の治療の内容だけではなくてそれまでの経過や、下手をすると新しく担当した患者の氏名も覚えることが難しくなったようにも感じています。

デジタルデータは多くの端末で同時に情報を閲覧できたり共有できるという点ではメリットは大きいのですが、端末に保存したという安心感からか 脳への記憶 という点では弱いんですよね。

再考すべきデジタルとアナログのメリットとデメリットは

こういったデジタル化された情報は、人間が記憶・管理しきれないほどの情報を外部記憶メディアやクラウドサービスなどで保管して管理することに対してはとても役立ちます。

しかし、ある程度は人間の脳にもストックして管理していくべき情報もあるため、選別が大切だと感じています。

わかりやすいイメージとしては、いきなり物の名前を尋ねられたときに、パッとその名前が答えられるケースと、逆に答えることはできないけれど、その情報がどの本の何ページのどのあたりに掲載されているかをパッと答えられるケースですね。

また、情報をデジタル化することはそれ自体による恩恵よりも、その先の「保管」や「共有」というところに本当のメリットがあると個人的には考えています。

デジタルデータをクラウドサービスで共有すれば、同じテキストや画像をを複数の人間が同時に閲覧でき、情報をスムースに共有できるうえに、その結果を紛失することなく決まった場所に保管できることの恩恵は医療場面での電子カルテで体験済みです。

逆にアナログのメリットもあります。

私があなたに手帳とペンの携帯を勧める3つの理由 | 歳月庵

保管したり共有するという点ではデジタルが有利であることに変わりありませんが、アナログの利点は結果よりもその過程ではないかと思います。

つまり、前述したように書くという行為によってアイデアが溢れてきたり記憶に残りやすいというメリットとともに、デザインやイラストを交えた記録というのは、デジタルでも可能であるとはいえ、簡便さや慣れの問題からどうしてもアナログに軍配があがると思います。

ということは、アナログテキストで思考を深め、その結果をデジタルデータ化してクラウドサービスに保存して共有したり、大量のアイデアをかさばることなく保存することができれば、両者のメリットを最大限に活かすことができるのではないでしょうか。

その代表例がEvernoteでしょう。検索機能が秀逸ですので、使いこなせればまさに「第二の脳」と呼ぶにふさわしい活躍を見せてくれます。

一度ご自分でもその使い方や意義について自分なりに熟考してみると、意外な一面に気づけるはずです。

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結局はデジタルとアナログを適材適所で選ぶのは人間だということ

デジタルやアナログのどんなところに便利さを感じるのかはその人それぞれに違うと思います。

しかし、デジタル化社会だからといって無条件にそれに追随していくことだけが最良の方法ではありません。

デジタル・アナログ、あるいはそれ以外でも取捨選択する人間側に問われることがまた増えただけかもしれませんね。

ただ盲目的に最近の流れだからとか、みんながその方向に向いているからとか、特に理由もなくその流れに乗っているようでは、乗りこなしているようで実は漂流しているだけという結果になり、自分が望んでもいない思わぬところに漂着してしまいます。

自分なりのポリシーを持って、道具に使われることなく取捨選択していくことが最も必要なことですね。

Posted by 愛媛ブロガー Atsushi(@Atsushi_k0

 - 断捨離

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